Sometime tomorrow(18) | My sweet home ~恋のカタチ。

My sweet home ~恋のカタチ。

せつなくてあったかい。
そんなラブストーリーがいっぱいの小説書いてます(^^)

こんなんされたら。

 

もう骨抜きになってしまう・・

 

さくらは一方的にキスをしてくる設楽に、ぎゅっと抱きついた。

 

もう彼の手はワンピースの背中のファスナーにかかっていて、あっという間に服を脱がされた。

 

「・・一度、だけですか。」

 

さくらは耳元でささやくように言った。

 

「何度でも。 きっと、おれたち離れられなくなる、」

 

天才ピアニストで

 

本当に感覚で生きてる人で

 

普通なら、

 

何しとっと!!!

 

とぶっとばしたくなるようなことも、彼なら受け入れられそうな気がした。

 

彼の抱擁が情熱的すぎて、おかしくなりそうだった。

 

会ったばかりの

 

憧れの人と、信じられないほどの濃密な夜を過ごしてしまった。

 

なにより

 

彼に抱かれている、というその事実をかみしめるだけで快楽が上り詰めてしまって。

 

彼に恋人がいるとか、そんなことはもうどうでもいい気がしていた。

 

 

「・・・彼女のことは。 愛していないんですか、」

 

ベッドで彼に抱きついたままそう聞いた。

 

「・・愛してないわけじゃないけど。 長くつきあってると・・どうしても結婚とかがチラついて。 向こうもほのめかしてくるし。 それが少し面倒だ。 おれは、結婚をしたくてつきあってるわけじゃない。」

 

「世の女性が聞いたら。 ぶっとばされます、」

 

さくらはふふっと笑った。

 

もう彼に抱かれたという事実で舞い上がり、周囲のこともこれからのことも全く考えられなかった。

 

「来週末までここにいる。 いつでも来ていいよ。 フロントに言っておくから。」

 

さくらがシャワーを浴びて出てくるとそう言った。

 

「・・でも。 来たら彼女さんがいたりすると・・めんどくさいんで。」

 

わざとそんな風に言うと

 

「彼女には明日早朝からロスに行くって言ってある。」

 

シャンパンをグラスに注いで口をつける彼に

 

「・・あたしも。 飲んでいいですか?」

 

さくらは彼の首にだきついて、まだ彼の口に含んだままのシャンパンを

 

飲んだ。

 

 

彼女より

 

あたしを選んでくれた。

 

もうそれだけで天にも昇る気持だった。

 

しばらくは

 

浮気相手

 

みたいな存在でも全く気にならなかった。

 

絶対に彼は自分を一番に愛して、必要としてくれてると思ったから。

 

だけど。

 

ある日、彼のマンションに向かうとエントランスから設楽と彼女が出てくる姿を見てしまった。

 

肩を寄せて仲睦まじい様子の二人を。

 

彼女がいるとわかっていてもそのころのさくらには全く罪悪感はなく、この恋につっぱしってしまいます・・

 

 

ひなたと奏の出会いはこのへんから→

 

奏が北都家に下宿するいきさつからさくらとの出会いはこのへんから→

 

お話が長くなっております。よろしかったら読んでやってください・・

 


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