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カテゴリ:二つの祖国の狭間で
帰米二世=あとがきと参考文献
あとがき この話を書くキッカケは、本文にも書きましたが、2011年6月にロイ トミナガさんから受けた示唆によるものでした。早く書き上げたいと思いながら、ようやく2017年にもなってから刊行準備に入りました。この間ほぼ5年という年月を要してしまったのです。この長い期間の間に、取材に応じてくれた人のうちの1名が亡くなっています。時間は、本の完成を待っていてくれなかったのです。このように長期に渡った筆の遅れは、ひとえに私の不勉強によるものです。決して明るくはないこの話を、何とかいい形で終わらせたいという気持ちが、先行していたからです。 それでもようやく出版に漕ぎつけたのですが、今度は具体的な形を持たない話のために、表紙のデザインに悩まされました。しかしそれは、不二印刷さんのご提案により、難なく解決していただきました。ありがとうございました。はじめ、本のタイトルの予定は、『帰米二世〜二つの祖国の狭間で』でした。ところが出版社との間で、初校・2校とチエックを重ねているうちに、大事なことに気がついたのです。 もともと私は、この本が仕上がったら、ハワイの協力者たちに贈ろうと考えていました。そのため、せめてサブタイトルは、英文にしようと思っていました。そこでメーンタイトルの『帰米二世』大きくし、サブタイトルの『二つの祖国の狭間で』を二行目に小さく、その下に『Memories of the Kibei Niseis』と入れようと考えたのです。しかしそれは、我ながら納得できる文字の配列ではなかったのです。そこで思い切って、この表紙にしたのです。 書店の店頭に並べた場合、英文のタイトルが大きいので奇異に感じる方がおられるかも知れませんが、このような理由からでした。言い訳はともかく、この話をまとめるについては、取材に応じてくださった方々や多くの方々のご協力がありました。 この場をお借りして、心よりお礼を申し上げます。 ありがとうございました。 参考文献 1958 福島移民史 高橋莞治 福島ハワイ会 1971 A History of Japanese in Hawaii The United Japanese Scciety of Hawaii 1982 ある二世の轍 比嘉太郎 ハワイ報知社 1985 海を渡った日本宗教 〜 移民社会の内と外 井上順孝 弘文社 1995 帰米二世 山城正雄 五月書房 1998 ハワイ・さまよえる楽園 中嶋弓子 東京書籍 2004 マウナケアの雪〜勝沼富造の生涯 橋本捨五郎 福島民報社 2008 我ら同胞のために〜日系二世アメリカ兵 橋本捨五郎 福島民報社 水土の礎 http://suido-ishizue.jp/index.html ノーノー・ボーイの世界を探る http://www.discovernikkei.org/en/journal/2016/1/22/no-no-boy-1/ 取材協力者 (敬称略) キヌ スズキ。ジェーン アキタ。フミコ カメダ。ヒデオ トウカイリン。 ヒロシ ヨシダ。ミツエ タカハシ。イチコ ワタナベ。シツコ アベ。 ウェリアム ゴトウ。イサム アベ。トーマス カツヌマ。ジョージ スズキ。 ロイ トミナガ。リン レーガン。ブライアン モト。ウォルター タチバナ。 森口マリアン。橋本敏雄。吉田恭亮。 ブログランキングです。 ←ここにクリックをお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.03.21 11:00:20
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