つ)強みを知れ
な)流れを知れ、
げ)原理を知れ
よ)弱みを知れ
う)ウラを取れ
頭文字をとって、「つなげよう分析」の、げ)原理を知れの部分を
いろいろな角度で探っています。
で、株の儲けの原理を数式にすると次のようになるわけですが、
株の儲け = ①平均上昇率 × ②売買回数 × ③投資金額 × ④レバレッジ
今日は、①と②の関係について考えていきたいと思います。
もし、1回当たりの①上昇率を大きくして、しかも、②売買回数を大きくできれば、
あなたは、あっという間に大金持ちになれるでしょう。
例えば、デイトレーダーが、ボラティリティの高い銘柄を毎日売買して、
いつも、その日の底値で買って、その日の高値で売る、
みたいな話です。
多くのデイトレーダーは毎日そんなことを夢見ているかも知れませんが、
もちろん、そんなことが出来る人はどこにもいません。
その為、凄腕のデイトレーダーといえど、
①平均上昇率は欲を掻きすぎず、ある程度狙い通り騰がれば、確実に利食う代わりに、
②売買回数を稼ぐことで勝ちを積み上げる戦略を
採用している人が多いはずです。
一方で、ピーター・リンチのような長期投資家の中には
時々、数倍高とか数十倍高といった大化け株を取るのが得意な人がいますが、
こっちは逆で、
①平均上昇率を大きくさせることを優先させるために、
②売買回数については、意図的に制限します。
売買回数を制限しないと、大化け株といえど、
その大上昇を確実に手に入れることが出来ないことを知ってるんですね・・・。
つまり、理屈から言うと、①平均上昇率×②売買回数ですから、
①平均上昇率を最大化しつつ、②売買回数を最大化させることで、
儲けを最大化させられるはずなんですが、
戦略的には、
①平均上昇率は抑えながら、②売買回数を大きくするか?(短期トレード)
①平均上昇率を狙う代わりに、②売買回数を制限するか?(長期集中投資)
あるいは、
①平均上昇率は小さいものの、②売買回数を制限しながら
長期的に安定したリターンを狙う方法(長期分散投資)
のいずれかを採用する必要があるのです。
本日も、参考になりましたら、
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