ファンダがOKなら、こざかしいマネはよしなさい。 | エナフンさんの梨の木

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ピーターリンチをお手本とした初心者でもできる長期投資法を日々研鑽しています。

どうやら、ヤーマン株(6630)を買わなかったことが、

今年最大級の失敗となりそうな予感です。

 

 

今年の夏休み。

 

妻と家電量販店に行っていたのですが、

その際、妻からのこの会社のことを教えてもらいました。

 

ヤーマン公式サイト参照

https://www.ya-man.com/corporate/

 

その場でスマホで調べてみると、株価は一見「まぁ妥当」。

 

しかし、販売員の話や最近の男性もムダ毛処理をする時流、

(40代も後半のあたしにはそんなもんこそムダだげど…)

さらには、円高がこの会社に与えるプラスの影響等を考えると、

 

「この株なら、買っても良いかな。」とその場では思った次第です。

 

ところが、どういうわけかこの日に限って、

「家に帰って決算書をより詳しく調べてからにしよう」等と後回しにしてしまい、

結局、その日は何やかんやであわただしく、

家に帰った頃には、すっかりその事を忘れてしまいました。

 

で、ほんの数日後に、大幅な上方修正のIR。

そして、株価はストップ高。

 

ちっ、やっちまったか・・・。

 

それでも、気を取り直して、「この時点からでも勝負できないか?」

再度、検討を重ねた結果は、

「上方修正のインパクトに対する株価の上昇が足りない。まだ行ける!!」

という判断でした。

 

ところが、この時、スマホで板情報を見ているうちに、

「最近はこの手の短期大幅高に空売りで対抗するプレイヤーが増えている。

案の定、利確の売りに加えてわざと下げを加速させようとする売りも感じられる。

どうやら、一旦、大きく下がるかな・・・。」

等とつまらん判断が入って、

「買い下がりはもうしばらく後」

等と行動を先延ばししてしまいました。

 

そうこうしているうちに、何やかんやで、またまた買えずじまい。

 

その後のチャートはご覧の通りで、

結構な大魚を取り逃がしてしまいました。

(きーっ、さっさと買っておけば、ブログ上でカッコいいところ見せられたのに・・・。

もっとも、私に限って言えば、「カッコ悪くてもそれなりに勝つ」

微妙なスタイルが定着しつつあるのだが。)

 

もちろん、毎年いくつも、

こんな類の大上昇株取り逃がし事件を経験していますし、

 

一方で、この逆の、

なんで、ろくに考えもしないで、こんな株買ってしまったんだろう事件も頻発するのですが、

 

私の脳みそは、かなり都合よくできていて、

大抵の場合、その両方とも、きれいさっぱりに忘れてしまいます。

 

まぁ、それはそれで、精神衛生上は、良いことなのかもしれませんが、

多少なりとも学習効果を残したほうが良いような気がして、

今日はあえて(私のよくある失敗談として)記事にした次第です。

 

今回の<教訓その1>

もし、気になる商品や気になる店を見つけたら、

備忘録として100株だけでも買っておくこと!!

 

そうすれば、家に帰ってからとか、電車の中とかで、

再度、詳しく調べる動機が残る。

それで、「やっぱ買わない」と判断したところで、大した損にはならない。

 

最悪なのは、良いものを見つけたにも関わらず、

なんら判断を下さずに何もかもすっかり忘れてしまう事だ・・・。

 

それともう一つ。

 

<教訓その2>

ファンダメンタルズの観点から「買い」と判断できるなら、

こざかしい事は考えるな!!

 

たとえ、テクニカル的には最悪なタイミングで、

その後、一時的に10%程度下がったとしても、

ファンダメンタルズさえしっかりしていたら、

長い目で見ればその程度の下げは無視できるレベルだ。

 

そんなささやかなことよりも、

その株を買わないことによって手に入らない利益の大きさを考えろ。

 

 

今日は夜中に急に目が覚めて、どうにも、このことが頭から離れなくなってしまったので、

とにかく、書き残してみました。

 

あー、とりあえず、これで落ち着いた。

さっ、寝よ。

 

もう2時半か・・・。

 

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