長期投資に向いている性格 | エナフンさんの梨の木

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ピーターリンチをお手本とした初心者でもできる長期投資法を日々研鑽しています。

ご質問がありました。
 
簡単にポイントのみ示しますと
「あんたはブログや雑誌で株の説明をしているのに、
娘さんには株の教育はしないのか?」
というものです。
 
もちろん、たまに素朴な質問を受けることがありますので、
それについては概論的に話はします。
 
また、私は今後も雑誌や本で考えをまとめていきたいと思っていますので、
将来、娘が興味を持った時には、まずそれを読ませるようにしたいとは考えています。
 
娘は性格的にも私に似たところがありますので、
その気になれば株で儲けることもできるような気もしますが、
本人次第だと考えています。
(たぶん親と同じことはしたくないと思う。)
 
「性格的なところ」と書きましたが、株で勝てるタイプってあると思います。
特に長期投資ができるかどうかというと、
その人の性格ってかなり重要だと思います。
 
①凝り性(一つの事をいつまでも追求できるタイプ)
株式投資は間口は広いですけど、奥は深く、かなり真剣に追及し続けても
なかなかすべてを見通せない世界です。
こういう世界で成功者になろうとすると、
飽きっぽい性格では少々しんどいと考えています。
そういう人はおそらく長期分散投資でETFを
天引きでコツコツ買うみたいなやり方の方が有効でしょう。
 
②やや鈍感なタイプ
細かいことがいちいち気になってしまうタイプは
株には向いていない気がします。
少なくとも長期投資には向いていません。
今日その株が騰がった理由なんて、ほとんどどうでもよい世界、
例えば、たまたま、ちょいリッチな個人投資家が思い付きで強めに買いを入れただけ、
みたいなレベルの話なのに、そんなことに対してまでいちいち
チャートがどうの、流れがどうの、と理由を付けては、
「まだまだ精進が足りない。」
みたいなことを延々と考えてしまうタイプは、長期投資はできません。
超短期で、ただただ、今その場に参加している人々の心理だけを読むようなスタイルの方が
ひょっとしたら向いているかも知れません。
(もっともこの世界も感情を持たないAI時代に突入し、
そのジャンルは非常に難しくなってきたと感じているが…。)
 
③冷静なタイプ
人間的にはどうかと思いますが、ちょっと冷たいくらいの性格の方が向いているでしょう。
感情の起伏が激しいタイプは株式投資の世界ではカモになる可能性大です。
ちょっと勝ったら有頂天。ちょっと負けだしたら、パニック
みたいなタイプは、リスク性の資産はほとんど持たないか、
持つなら、投資信託などにして普段は全く状況を見ない。くらいで丁度良いでしょう。
株で勝てるタイプは総じて、勝っても負けても淡々とやっている印象があります。
 
④人の意見に流されない
普通は人の意見をしっかり聞ける人が出世するのかもしれませんが、
株の世界では、人の意見なんてほとんど役に立ちません。
あまりに雑音やウソが多いし、
言ってる本人も何かが解っているわけではないケースがほとんどです。
「信じられるのは己だけ」くらいな我の強いタイプの方が株では上手く行くと思います。
もちろん、
ウォーレン・バフェットやピーター・リンチといった偉大な先人が残してくれている本や
経営学やファイナンスの教科書のようなモノについては
しっかりとその考えを身につける必要はありますが・・・。
 
 
⑤負けず嫌い
普段は冷静に見られても、
「絶対に勝ってやる!!」という闘志だけは心の内でメラメラと燃え上がっているタイプが
株式投資向きだと思います。
負けたらすぐ諦めてしまうようでは安定して勝てるレベルまで続かないですね。
私の知り合いで以前は株をやっていて、今はやっていない連中はみんなそうです。
ちょっと負けたら
「馬鹿なことをやってしまった。自分は株なんか向いていない」
って簡単に辞めちゃうんですね。
止めたら最後。上達の道は完全に閉ざされます。
もちろん、別な幸せはいくらでもありますのでそっちを目指せば良いのですが…。
 
話を戻すと、つまり、うちの娘は性格的には①~⑤をクリアしています。
 

 

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