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南風一の世界

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2018/02/17
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カテゴリ:

   就活    南風一

近頃の就活はネットで受付してAIが選考する時代だから
最早私が30数年前に体験したような就活ではないだろう

私が就活したころは官庁系企業や民間企業も建前上の採用活動開始時期があったから
(それは10月1日だったが)
その日に初めて公の会社訪問を受けるという儀式をやっていた
実際には、10月1日は既に内定が決まった者の囲い込みの日に過ぎなかったから
何の意味もない日であった

就活は学生と企業の採用担当者の腹の探り合いだった
学生は採用して欲しいとは思っているものの
本命であればあるほど疑心暗鬼になって
本当に採用してくれるものか確証のようなものが欲しいので
何とかそれを引き出したいと思う

企業の担当者はもっと他に良い学生が来るかも知れないから
採用枠は出来るだけ確保して置きたいと考えて
学生に確約を与えるのを渋る
思わせ振りな言葉や素振りを持ちかけて
もし学生が希望するならば10月1日の採用開始日に来てくれればいいと
言う

10月1日に会社を訪問するもしないも学生の側に選択権を与えているから
企業の側が採用するとかの確約を与えたわけではない
準官庁系の金融機関の本社に呼ばれて人事部の人と話をしたとき
(それは7月半ばだったと思う)
まだまだ10月1日まで2か月以上あるのに
そんな口約束だけで就活や将来の夢を捨てるわけにも行かず
私は10月1日に大学院の試験を受けるための勉強に専念して
そして大学院試験に落ちた
(もともと就職したくないというモラトリアム状態で大学院試験を
 受けたに過ぎないのだったが)

就職も大学院入学も叶わず
1年を棒に振ることになった

今から振り返っても
それが良かったのかどうか不明

 

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Last updated  2018/02/17 10:36:07 AM
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