占星術思いつきメモ(天体位相研究カルデア)

占星術に関して思いついたことを書き留めるブログ。西洋占星術による地震予測、金融占星術の研究をしています。

冬期の地震または火山噴火の警戒について

2014-11-25 00:15:19 | 予測
2014年度の冬期は、地震災害のリスクはあるものの、それを低減させる天体位相もあり、判断が難しい状況であったが、先日の長野北部地震の発生が、判断に一つの方向付けを与えた。本年度の冬期もやはり警戒を出す必要がありそうだ。

◆次の大型地震が迫っている◆

長野北部地震のタイミングは新月であったが、前回も述べたように10月から1月に成立する新月は、それぞれサインの0度上で成立する。この期間の新月は普段より一層強烈なエネルギーを地球に刻印するのである。日取りは以下の通り。

2014年10月24日 06:56 さそり0度
2014年11月22日 21:32 いて0度
2014年12月22日 10:35 やぎ0度
2015年01月20日 22:13 みずがめ0度

特にやぎ座、みずがめ座は大型地震に特化する傾向があるサインで、これらの期間はいつ地震が起きてもおかしくない。しかし、前回解説したように木星とジュノーがしし座で同居している期間でもあるので、発震するにはエネルギーが一定の閾値(しきいち)を越えないと難しい時期でもある。

次に来るのは12月22日の新月。ここが地震要警戒日であることは間違いないが、同時に冬至が成立する。このことは、新月のエネルギーが直接その場で発揮されず、冬至から次の春分に至る期間のどこかふさわしい時期に発震するまで、地震エネルギーが留め置かれる可能性がある。

そこでどの時期が発震にふさわしいかを見るのに、長野北部地震で実績のあった、木星とジュノーの合の時期が第一に選ばれる。12月22日冬至成立以後は、冬至図とトランシットの木星とジュノーを見る。すると2015年2月10日に、冬至図木星とトランシットジュノーがしし座17度で合となる。

 【2015年2月10日 しし17度】

ところで調べを進めていくと、実は9月27日の御嶽山噴火も木星とジュノーが関連していた。夏至図木星とトランシットジュノーがかに座24度と25度で合となっていたのだ。噴火は秋分図の管轄のはずなのだが、秋分が成立してから4日と短く、次の四季図が成立してからも、前の四季図の影響が残っている場合があることが分かった。

そうすると、冬至図が成立した後も秋分図の影響を念のため見て行かなくてはならない。すると2015年1月10日に、秋分図木星にトランシットのジュノーがしし座14度で合を成立させる。この度数は長野北部地震で成立した度数と同じである。ということはここで長野北部地震の最大余震を警戒すべきであろう。M5後半からM6前半の揺れが来る可能性がある。

 【2015年1月10日 しし14度】──→長野北部地震の最大余震に警戒

こうして日取りを上げているが、オーブ(許容範囲)が前後2~3日はあるだろう。これらの日が近くなったら警戒してほしい。

◆さらに詳細に分析する◆

次に複数の新月図による詳細な分析を行う。日本地域での予想に実績のある2012年10月15日新月図と、2013年11月3日日蝕図は、前回の長野北部地震の解説で取り上げたが、引き続きその2つを使って予想する。

以下の五重円は内側から1)2012年10月15日新月図、2)同図進行図、3)2013年11月3日日蝕図進行図、4)2014年12月22日冬至図、5)2015年1月30日経過図の順である。



2012年と2013年の図はプログレスの月がさそり26度と28度、ともに押し迫った度数にあり、特に2012年の月はPノースノードと合。長野のときはまだ合に達していなかったので、時期的にはこちらが本番となろう。

冬至図の土星がさそり29度と、占星術の度数域で最も難関といわれる度数に押し込まれている。ここに先程の2012年と2013年のプログレスの月が合で接触する。この冬に発生する災害は深刻で破局的なものとなる可能性がある。

また天王星と月のサウスノードが1月20日に合となる。これも1月から2月の地震を強調させる要因となるものだ。

外側の経過図は1月30日を選んだ。この日は太陽と水星が合を形成する日で、特別に地震の感受性の高い日となっている。最初に示した2月10日前後の警戒日からは10日以上前倒しだが、1月から2月はいつ地震が発生してもおかしくない天体位相の連続だ。その中で特に、1月30日から2月10日までの約二週間は特別な警戒期間として準備したいところである。

他に注目したいのは、冬至図ヴェスタに2013年のP冥王星が合となっていることだ。地震と同時に火山噴火の可能性もあるので、気を付けたいところである。

 【1月30日から2月10日まで】──→地震、また火山活動に特別な警戒

◆どこで地震(または噴火)が起きるか◆

前回アップした春分図マップでは、春分図に関連のある地域で発生した事象を記した。時期を追うごとに西から東へと移動している。この線でいくと、東北~北海道南西沖あたりの可能性もある。

しかし春分図によらない地震もあった。7月12日に福島沖でM6.8、5月5日には伊豆大島近海でM6.2の地震が発生している。

2012年10月15日新月図は関東ICに金星が合と、関東地方の感受点を固有に保持している。また2013年11月3日の日蝕図MCと、本年冬至図サウスノードは合を形成する。いずれも特に首都圏に特化した警戒域を形成している。これらの点を踏まえて、この冬は関東地方での警戒を特に力を入れてほしいところである。

◆日本列島の地殻変動は活発化している◆

本年は小笠原諸島・西ノ島の海底火山噴火、そして御嶽山噴火と、火山活動が活発化。長野北部の地震は「糸魚川-静岡構造線断層帯」の一部で発生しているが、これはユーラシアプレートと北米プレートの境界に直結する断層で、御嶽山の噴火とともに、プレート活動が活発化していることを示しているのではないかと考える。

気象庁のHPで火山登山者向け情報ページを見ると、草津白根山や蔵王山で情報が出ている。(http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/activity_info/map_0.html

東日本地域が乗る北米プレートは、太平洋プレートとユーラシアプレートに挟まれており、周辺のプレート活動が活発化すればおのずと東日本にもしわ寄せが来るだろう。地震だけでなく長い目でみて、箱根山や富士山の噴火という事態も想定しなければならないとも考えている。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 長野北部で震度6弱の地震 | トップ | 朔旦冬至と西洋占星術 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (けい)
2014-12-20 16:01:49
12月22日は 朔旦冬至なんですが ブログ更新されないんですか??
どーいう解釈になるか読んでみたいのですが?
ご回答 (pneuma_2007)
2014-12-23 13:36:21
23日付けで朔旦冬至に関する記事をアップしました。
気になりましたので (コバルトブルー)
2015-01-09 00:33:03
>時期を追うごとに西から東へと移動している。この線でいくと、東北~北海道南西沖あたりの可能性もある。
こんばんは。地震予知で最近注目されている、東大名誉教授の村井俊治氏が東北日本海側に大地震の兆候ありと報じています。2015年1~3月、奥羽山脈などで検索されると該当記事が参照できると思われます。
根室の震度4 (pneuma_2007)
2015-01-10 22:36:11
>コバルトブルーさん

情報ありがとうございます。村井先生の予想は年末年始に広く注目されましたね。観測を元にした予測なので気になるところですが、他の宏観現象などもあわせて発震の閾値を超えるか総合的に判断したいところです。

1/9 3:42 根室中部地方 最大震度4(M5.4)
記事中で1月10日前後の警戒日を載せていましたが、これが対応地震となったかもしれません。

冬季は思わぬ地震が発生することがありますので、引き続き注意が必要です。

予測」カテゴリの最新記事