教え子の薙刀…
息子のセンター試験が終わり、とりあえずホッとしている支部長です。こんにちは!
一昨日の新年お楽しみ会が終了した数時間後に稽古があったのだが、その稽古が始まる前に大変驚愕する場面に遭遇した支部長。
私は毎週、稽古が始まる30分前に体育館に到着し自主稽古をしているのだが、私より約5分ほど遅れて物干し竿のような物を手にした高校女子拳士のもえが体育館に入って来た。
よくよくその長い物を見てみると何とそれは薙刀(なぎなた)だったのである。
師範、稽古が始まるまで薙刀の練習をしてもイイですか?
もちろん、かまへんよ、それよりその薙刀を師範によく見せてくれへんか?
今まで知らなかったのだが、もえは高校に入ってから薙刀部に所属し、近々演武会があるというのだ。
全長は210㎝、そう、あのジャイアント馬場ほどの長さなのである。
(…例えが古い…)
初めて見る稽古用?競技用?の薙刀、持ち手の部分はカシの木だが、先端部分は竹で出来ていて竹刀のように作られている。
へぇ〜 チョッとどんな感じで持つか教えてくれるか?
するともえは基本の握り方を教えてくれたのだが、それは棒術の握りとまったく同じだったのである。
そっ、それは棒術では本手持ちと言うんやで!
なるほど、おそらく棒でも杖でも槍でも薙刀でも
持ち手の柄の部分は同じ持ち方なのだろう。
鏡の前で薙刀の自主練するもえの姿に感心する支部長なのであった。
確かに高校生になってからのもえの気合いはよりするどくなったような気がする、恐らく本人も丹田を意識しながら声を出しているに違いない…
現在、空手は一級のもえ、空手と薙刀の融合により、黒帯に成ってから学ぶ棒術も比較的早く習得する事が出来るのではないだろうか?
そんな期待を胸に稽古が終わって外にでると、あたりは銀世界につつまれ、支部長の車にはなぜか雪だるまが置かれていた…
誰が置いたのかは知らないが、なかなかシャレたことをしてくれるではないか。
薙刀を振る教え子と雪が降ってだるまを作る教え子らに驚かされながら、
娘と家路につく支部長なのであった…
本日の支部長の一言
薙刀の起源は平安時代にさかのぼるなり!