あうとさいだあ | 月末の勇者達へ  吟遊詩人の詩

あうとさいだあ

少年の頃に持っていた 夢のような幻を抱いて

彷徨っていた頃がある

形さえ曖昧で ゴールさえ曖昧な 夢だから

風船みたいに いつの間にか 萎んでしまった

 

理不尽だと思っていた 契約のマトリックスの中へ

仕方ないから 飛び込んだ

生きる糧を得るために 真実を知る為に どっぷりと浸かった

もがいても もがいても 抜け出せない日々は続いた

 

もがいても もがいても 抜け出せない壁の

材質と強度が理解出来た頃

僕はもう 初老を迎えていた 

考えた通りに 脱出を計った

抜け出すことは 余りにも簡単だった

 

何処からか持ち込まれた 生きて行く仕組みが

誰かが考えた 生きて行く仕組みが

正しいか どうなのか そんなことは分からない

けれど

もっと 曖昧に 生きても良いような気がしている

ヘトヘトになど 成らずに 

もっと もっと 気楽に笑える 地上があって良いような気がしている


 

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