新居に引っ越して以来
着実に新しい経験(例:ペンキ塗り)を
積んでいる私でございますが
「妻ちゃん、ちょっと外に出て
屋根を見てください。あの雨どい」

ある雨の日に夫(英国人)が
突然そんなことを言ってきまして。

言われたとおりに外に出て
夫の指差す方向を見てみますと
「一部から水が漏れ落ちているでしょ、
あれはたぶん雨どいに落ち葉が
詰まってしまっているんだと思います」

確かに屋根と地面に対して
水平に設置されている雨どいの
数カ所からばしゃばしゃと
水が滴り落ちてしまっている。

本来だったら雨どいに入った水は
雨どいの数カ所に設置されている集水器から
地面に対して直角に設置されている
『たてどい』を通って地下の排水溝に
流れなくてはならないわけです。

「ふむ、確かに何かが詰まっている様子だな。
で、雨どいの詰まりというのは
どの程度深刻な問題なのかね」
「雨どい部分の掃除は簡単ですが、
あの詰まりが水に押されて
『たてどい』に入ってしまうと大変です。
専門の業者に『たてどい』を
外してもらわなくてはなりません」

なるほど。

「では我々としては早急に
雨どいの掃除を行うべきなのだな」
「そうです、早ければ早いほどいいです」
「異議はない、早急に掃除をしよう」
「そうしましょう、で、妻ちゃん、君は
はしごを上ったり下りたりするのは得意ですか」

えっ。

「いや、待って待って、雨どい掃除って
それは専門の業者さんに
お願いするもんなんじゃないの?」
「専門業者の助力が必要なのは
『たてどい』の掃除の方ですよ」

「えーと、そうじゃなくて、
『たてどい』はもちろんそうだけど、
雨どいの方も、その、
『たてどい』ほど専門じゃなくても
それなりに経験を踏んだ玄人に
掃除をお願いすべきものなんじゃないの?」
「いえいえ、専門家をわざわざ
呼ばなくても大丈夫な作業ですよ」

あれ?

そういうものなの?

「でもこれまで住んでいたフラットでは
雨どいに問題が出ると専門業者が
清掃作業を行っていなかったか?」
「あれは共同住宅だからですよ」

・・・あれ?

というわけで新居の雨どい掃除は
我々自らが行う作業となるのであった!

続く。


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