本日より引っ越し話に時空が戻ります。

新居の薪(まき)ストーブの燃料は
将来的には『庭の木』になる予定なのですが、
『木を切り倒す』というのも
色々と手間と時間のかかる作業でして、
そんなわけでとりあえずは
「薪用の木材を一冬分購入しましょう」

ひとふゆぶんのまきようのもくざい?

まさかそこで夫(英国人)が
『丸太(長さ約5メートル)』を何本も
買う気であったとはなあ・・・

私はてっきり『お手軽!そのまま
ストーブに入れられます!』サイズの
『薪』をまとめ買いするものだとばかり・・・

ある日仕事から帰った私の目の前に
積み上げられていた丸太の雄々しさよ。

大型トラック1台分買いやがった

(これがキャンピングカー5台分はあった)

「まあ買ってしまったものは仕方がない」
「もっと喜んでください、この木材なしに
我々は冬を越せませんよ、実際」

「いやそうだけど、この丸太をここから
どうやって『薪』にするのよ」
「大丈夫、そのための
道具はもう用意してあります!」

テレテテッテレ~♪

まあ素敵


チェインソーウ!
(初代ドラえもんの声でお願いします)

「・・・君、チェーンソーなんて使えたっけ」
「ええ、もちろん。まあでも僕は
そんなに素晴らしい使い手というわけではなく、
必要に迫られた時に実家で少々
手伝いをしたくらいの経験ですけど」

まあ、素敵な『たしなみ』ねえ、
やっぱり結婚前の習い事の王道は
お茶・お花・チェーンソーよねえ・・・

というかチェーンソーなんて
君はいつの間に買っていたんだ。

「しかしチェーンソーって
実は危険な道具だろう?」
「ええ、危険です。作業中の僕の背後には
絶対に近寄らないようにしてください」

何、そのゴルゴ13。

「まあでも鼓膜保護のために
イヤープロテクター必須だものな。
後ろから声をかけても気づくまい。
わかった、何か用があったら
必ず前から近寄るようにするよ」

「あと、僕が作業をしている間、
3分間に1回くらい様子を見てもらえますか?
万一の場合に備えて」

「・・・うむ、わかった。で、もしも何か
万一の事態が生じたら
私はいったいどうすればいいんだ?」
「事態の度合いにもよりますが、
まあとりあえずは
救急に電話をしてもらえますか?」

そんな危ない器具、本当に
素人が使っていいもんなんでしょうか。

しかしこの後日、例の悪天候の日
さりげなく発覚したところでは、
この近所ではチェーンソーは
『一家に一台』が当然である様子で
「だって庭の木が倒れて道をふさいだら
チェーンソーなしにどうするの?」
と澄んだ瞳で尋ねられ
私は答えに窮したのでした。

ともあれ夫はスコットランドの冬空に
高らかにエンジン音を鳴り響かせ
すぱすぱと『丸太』を
30センチ程度の長さに
刻んでいったのでした。

しかしこんな巨大丸太、
そのままではストーブに入らない。

そう、もう一工程が必要なのです。

そのもう一工程とは!

続く。


なお、夫はチェーンソー作業について
「日曜日の午前中は行わない」
という指針を持っています

「そりゃまた何故だ、
我々は平日には仕事があるし
土日に作業を進められるだけ
進めたいものじゃないのか」

「ええ、でも日曜日の午前中は
誰しもゆったり寛ぎたいものでしょう?
チェーンソーの音って響きますし、
作業は昼以降にすべきかと思います」

まあ・・・デリカシー
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個人的には私は
眉間に縦皺のある殿方は
あまり好きではないですね