パイ作りの奇跡、続いています・・・！
グースベリーが食べ頃になって以来
なんのかんので週に１回の割合で
フルーツパイを作っていた私は
結局のところ超！良妻！なわけですが
（すみません、自画自賛が過ぎました）、
しかし本当に何故なのか、この夏は
ここまで１度も『パイ皮づくりに失敗』の
憂き目を見たことがなく。
むしろ以前の私はどうやってまな板の上で
砲丸を作り上げることに成功していたのか、
今の私からするとそっちのほうが謎。
・・・何かしら、この己に対する
自分自身の『上から目線』の滑稽さは。
いやでも本当にそこらへん謎なんです。
というわけで、先日は
ブラックカラント（Blackcurrant、
和名：クロスグリ、仏名：カシス）で
パイを作ることに。
果物量を『かさ上げ』するために
少しだけグースベリーも混ぜまして、
夫（英国人）いわく
「このレシピで一獲千金を
狙いたいほどの大成功です！」
（注：夫は私をおだてて
今後も毎食後パイにありつきたいという
下心があったうえでのこの発言です）
肝心のお味なのですが
・・・私はそもそもあまり甘味に興味がなく、
いえ、目の前にケーキが出されたら
美味しく嬉しくいただきますよ？
でもその分のカロリーを考えちゃうと
ケーキよりはお酒とおつまみ、みたいな
ところが根本的にあり、特にいわゆる
『フルーツ系スイーツ』は
これまであまり口にしてきておりませんで
「自分の中に比較対象できる経験が
ないから素直に尋ねるんだけど、
これ、本当にこれで『美味しい』の？」
「・・・君、何を言っているんですか？」
いえ、ほら、フルーツ系のパイって
日本だとタルト的な、
パイ生地の上にクリームと果物、
果物部分に火は通っておりません、
みたいな感じのものが主流ではございません？
果物部分も加熱されたパイというと
アップルパイくらいで、
そして私はアップルパイも
実はそれほど愛してはおらず・・・
いえ、食べたら美味しいとは思うんですよ？
そんなわけでこの出来上がった
『フルーツパイ』が果たして本当に
美味しいのかどうか、私には
いまひとつ確信が持てないのであった。
またこのお味が不思議なお味でね。
昔『ツイン・ピークス』というアメリカのドラマが
流行ったことがあったのですが
そこに『チェリーパイ』なるお菓子が登場しまして、
ドラマに夢中になった私の知人は
「あれってどんなに美味しいのかしら？」と
米国に旅行に行った時にわざわざ
お菓子屋に足を運んで
嬉々として『チェリーパイ』を注文し
その場でかぶりついたそうなのですが
「それまで抱いていた
クーパー捜査官（主人公）に対するイメージが
一気にガタガタになるほど衝撃的な味だった。
あれを美味しいというあの男は何なんだ」
衝撃的な味って何だよそれは！と
当時の私は笑い飛ばしていたのですが
今の私には彼女の言いたかったことがよくわかる。
お菓子なので甘いんです、
甘いんですけど圧倒的に
酸味の方が勝つんです。
しかし夫に言わせるとそれこそが
『フルーツパイ』の醍醐味だそうで
「梅干しをありがたがる君に
ブラックカラントパイの酸味を
どうこう言う権利はないと思うんですけど」
「いえ、別にどうこう言うつもりは・・・
じゃあこれはこれで正解の味なのね」
「そうです、あとそれにこのペストリー！
パイ皮がちゃんとパイの皮らしいところが
この夏の君の素晴らしさですよ！」
「それは何か、パイ皮の味のことか」
「いえ、味ではなく硬度の問題です。
最近の君のパイは食事用のナイフで
問題なく切り分けられるでしょう？
最初の頃は正直マキタ工具の力を
借りたくなるような硬さだったじゃないですか」
普通のナイフでさっくりと切り分けられるパイに
夫は無上の幸せを感じるのだそうです。
・・・これからも頑張ります。
奇跡の要因の一つは
『オーブンでの加熱時間の短縮化』
にもあるのかもしれません
わが家のオーブンはどうも馬力があるらしく
お肉なんかも見込み時間より
早く焼きあがることが多く
フルーツパイはオーブン温度
２２０度で４５分調理、が基本のところ、
この夏の我々は
２２０度で１５分、その後１８０度で１５分、
最後の１５分は余熱でゴー
パイ皮があんまり茶色くならないのが
フルーツパイの正しい見た目なのだそうな
・・・パイ道は奥が深いですね
の１クリックを
↓
人気ブログランキングへ
わたくしが考えるところの
『フルーツパイ』はこれでした：
グースベリーが食べ頃になって以来
なんのかんので週に１回の割合で
フルーツパイを作っていた私は
結局のところ超！良妻！なわけですが
（すみません、自画自賛が過ぎました）、
しかし本当に何故なのか、この夏は
ここまで１度も『パイ皮づくりに失敗』の
憂き目を見たことがなく。
むしろ以前の私はどうやってまな板の上で
砲丸を作り上げることに成功していたのか、
今の私からするとそっちのほうが謎。
・・・何かしら、この己に対する
自分自身の『上から目線』の滑稽さは。
いやでも本当にそこらへん謎なんです。
というわけで、先日は
ブラックカラント（Blackcurrant、
和名：クロスグリ、仏名：カシス）で
パイを作ることに。
果物量を『かさ上げ』するために
少しだけグースベリーも混ぜまして、
夫（英国人）いわく
「このレシピで一獲千金を
狙いたいほどの大成功です！」
（注：夫は私をおだてて
今後も毎食後パイにありつきたいという
下心があったうえでのこの発言です）
肝心のお味なのですが
・・・私はそもそもあまり甘味に興味がなく、
いえ、目の前にケーキが出されたら
美味しく嬉しくいただきますよ？
でもその分のカロリーを考えちゃうと
ケーキよりはお酒とおつまみ、みたいな
ところが根本的にあり、特にいわゆる
『フルーツ系スイーツ』は
これまであまり口にしてきておりませんで
「自分の中に比較対象できる経験が
ないから素直に尋ねるんだけど、
これ、本当にこれで『美味しい』の？」
「・・・君、何を言っているんですか？」
いえ、ほら、フルーツ系のパイって
日本だとタルト的な、
パイ生地の上にクリームと果物、
果物部分に火は通っておりません、
みたいな感じのものが主流ではございません？
果物部分も加熱されたパイというと
アップルパイくらいで、
そして私はアップルパイも
実はそれほど愛してはおらず・・・
いえ、食べたら美味しいとは思うんですよ？
そんなわけでこの出来上がった
『フルーツパイ』が果たして本当に
美味しいのかどうか、私には
いまひとつ確信が持てないのであった。
またこのお味が不思議なお味でね。
昔『ツイン・ピークス』というアメリカのドラマが
流行ったことがあったのですが
そこに『チェリーパイ』なるお菓子が登場しまして、
ドラマに夢中になった私の知人は
「あれってどんなに美味しいのかしら？」と
米国に旅行に行った時にわざわざ
お菓子屋に足を運んで
嬉々として『チェリーパイ』を注文し
その場でかぶりついたそうなのですが
「それまで抱いていた
クーパー捜査官（主人公）に対するイメージが
一気にガタガタになるほど衝撃的な味だった。
あれを美味しいというあの男は何なんだ」
衝撃的な味って何だよそれは！と
当時の私は笑い飛ばしていたのですが
今の私には彼女の言いたかったことがよくわかる。
お菓子なので甘いんです、
甘いんですけど圧倒的に
酸味の方が勝つんです。
しかし夫に言わせるとそれこそが
『フルーツパイ』の醍醐味だそうで
「梅干しをありがたがる君に
ブラックカラントパイの酸味を
どうこう言う権利はないと思うんですけど」
「いえ、別にどうこう言うつもりは・・・
じゃあこれはこれで正解の味なのね」
「そうです、あとそれにこのペストリー！
パイ皮がちゃんとパイの皮らしいところが
この夏の君の素晴らしさですよ！」
「それは何か、パイ皮の味のことか」
「いえ、味ではなく硬度の問題です。
最近の君のパイは食事用のナイフで
問題なく切り分けられるでしょう？
最初の頃は正直マキタ工具の力を
借りたくなるような硬さだったじゃないですか」
普通のナイフでさっくりと切り分けられるパイに
夫は無上の幸せを感じるのだそうです。
・・・これからも頑張ります。
奇跡の要因の一つは
『オーブンでの加熱時間の短縮化』
にもあるのかもしれません
わが家のオーブンはどうも馬力があるらしく
お肉なんかも見込み時間より
早く焼きあがることが多く
フルーツパイはオーブン温度
２２０度で４５分調理、が基本のところ、
この夏の我々は
２２０度で１５分、その後１８０度で１５分、
最後の１５分は余熱でゴー
パイ皮があんまり茶色くならないのが
フルーツパイの正しい見た目なのだそうな
・・・パイ道は奥が深いですね
の１クリックを
↓
人気ブログランキングへ
わたくしが考えるところの
『フルーツパイ』はこれでした：
- Qu’il fait bon～キルフェボンからの素敵な贈り物 (e-MOOK)/宝島社
- ￥1,419
- Amazon.co.jp
- ツイン・ピークス ファーストシーズン [DVD]/カイル・マクラクラン,マイケル・オントキーン,メッチェン・アミック
- ￥19,224
- Amazon.co.jp