英国イングランドは
ノース・ヨークシャーにある
海辺の町ウィトビー(Whitby)の
観光の目玉といえば
南方大陸探索航海で有名な
ジェームズ・クック船長と
(復元された『エンデバー号』が
展示されていた時期もありました)
ブラム・ストーカーのゴシック小説
『吸血鬼ドラキュラ』(物語は
ウィトビーにドラキュラが
現れるところから始まる)関連施設、
で、このゴシックつながりで(たぶん)
1994年から当地で開催されているのが
『ゴス・ウィークエンド(Goth Weekend)』。

ウィトビー


元々は音楽系のイベント、というか
今もちゃんとそうしたイベントは毎回
開催されているのだそうですが、
私のような一般的観光客にとっての
この『ゴス・ウィークエンド』の見どころは
なんといっても期間中に町に溢れる
ゴシック・ファッションに身を包んだ
善男善女の集団でございます。

クオリティ高いわあ

何だこの作りこみは

定番の白塗り


何が面白いってこの仮装というか
扮装に身を投じる人々の多くが
かなり『いい年』をした
大人でいらっしゃるということ。

若者の姿もそれなりに見かけるのですが、
衣装の出来栄えやその着こなし、そして
石畳の上を歩くその姿の気品が圧倒的なのは
「普段は孫の面倒を見ています。はい。
もちろん今日は孫は置いてきています」
みたいな世代のご夫婦であったり
友達同士であったりするこの不思議。

これすごく好き

背景を選ぶべきであった

おじいちゃんたらもう


このゴス・ウィークエンドは現在
春と秋の2回開かれることになっていて、
秋の開催はちょうど時期的に
ハロウィンとかぶるせいもあり
街のお店のディスプレイも直球でそれ系。

正統派

オモチャ屋さん

セクシー

これは本気で怖い気も

いいのか、これ


霊柩車で広告、
というセンスもなかなかですが

んがっ


こちらのお魚屋さんの骨展示は
「ハロウィンだけじゃなく
それ以外の時期もいつもこうよ」だそうで、

ががっ


あ、でもこの『怖い顔写真』は
季節物だそうで普段は置いていないとのこと。

この子はお肉屋さん・・・?


なお、ゴシック・ファッションについては
まったく知識を持たぬ私ではありますが、
今年のトレンドはこの帽子にひっかけた
『ちょっと出っ張った眼鏡』である模様。

くりっ


ゴス好きのそこの貴方!

若い子も頑張っとります


4月と10月の最終週は
ウィトビーにゴーでございますよ!


以前もブログに書いた気がしますが
これだけゴス参加者がいるのに
いわゆる『ゴスロリ』=ちょっと可愛い系を
目指しているお嬢さんはいない不思議

若い皆様は「どうせならセクシーか
もしくは中性的な印象を狙う」作戦っぽいです

さて中国人観光客は観光バスを連ねて
現地に向かっていましたが
日本人観光客とは
私はすれ違いませんでした

そういう意味ではまだここは
我々日本人にとっては
穴場観光地なのかもしれません

・・・誰か次回私と着物でデュオを組まんか

夫(英国人)には断られたのだ
誰か私の仲間にならんか
白塗りとは言わん、厚塗りでどうじゃ

ちなみに何故か義父が
「服装によっては私が仲間になってやるぞ」
って言ってくれているんですが
あんな人に何を着せたらいいというんだ

・・・Norizoさん、アナタ本気ですか
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