そう、3月頃から私も夫(英国人)も

『それ』には気が付いていました・・・

 

『それ』をそのままにしておいては

後々大変なことになることもわかっていました・・・

 

でもね、ついね、放っておいちゃったの。

 

だって他にもいろいろやることあったし。

 

さてその『それ』が

何を意味するのかと申しますと、これです。

 

 

スコットランドの文化歴史に

造詣の深い皆様ならお分かりですね、

そう、これはアザミの芽。

 

当地スコットランドの国花です。

 

これが我が家の牧草地に育ち始めてですね、

まあ単体だったし群生はしていなかったし

これくらいの大きさ(丸まったアヒル大)

(わからない人にはまったくわからない形容)なら

始末するのも簡単だし、まあ時間のある時に

すぽっと引き抜くことにすればいいや、と

すっかり高をくくっていたというか

見て見ぬ振りをして春を過ごしたというか。

 

気がつけば、こんなに大きくなりました

 

 

これは裸足のイングランド兵が

うっかり踏んで

悲鳴を上げて当然の防御力。

 

その後戦意を喪失して

逃げ帰っても驚きなしの破壊力。

 

写真だとわかりにくいかもしれないので

説明しますと、そうですね、

うーん、座りこんだ大型犬サイズ・・・?

 

全身トゲトゲでなおかつこれからも

どんどん大きくなる気合に満ちた

セントバーナードをご想像ください。

 

「・・・引き抜くにしてもそのために

地上に出ている茎や葉っぱを

手袋越しでも掴みたくない状態に

もはやなってしまっているわけだが・・・

君としては今後

これをどうするつもりなのか」

 

こうなったらもう根元から

鎌でばっさり切るしかないか、と考えつつ

そう尋ねた私に夫は優しい声で

「これで夏にはきれいな

紫の花がたくさん見れますよ!」

 

夫は冗談を言ったのかしら

それとも本気だったのかしら。

 

いえ、去年は我々かなり真剣に

アザミ伐採に取り組んだんですよ。

 

我が家に間借りしている羊のおっさんは

アザミが少々苦手らしく

こいつが牧草地に生えていると

その周囲の草を食べないで

結果、そこらへんの

牧草の状態が悪くなってしまうんです。

 

/だっておっちゃん痛いの嫌やし\

 

問題はですね、我々は

そういうことをちゃんと知っていながら

何故ここまでアザミを

育ててしまったのか、という・・・

 

過去に学ぶって難しいですね。

 

なお過去に学ばない愚か者は

我々人間だけではなく

某小鳥が今年も野菜畑の

ブロック塀の中に巣を作りやがりまして。

 

 

 

あのね、うちの庭にはね、

黒い暗殺者と

白黒の殺戮者が存在するのよ・・・?

 

代表者:黒

 

アザミと小鳥の無事の生育を祈る

なかば自棄な2016年の夏です。

 

 

うん、スコットランドはもう夏、

だって6月だから

 

7月に入ったらあとはひたすら

日照時間が減っていくお国柄だから

 

・・・泣いてなどいない!

の1クリックを

人気ブログランキングへ