いやもうタイトルから

混乱している感じですが

あれですかね、ここは

『ウィーク(week)』ではなく

『ウィークス(weeks)』と

複数形にしておくべきですかね。

 

 

・・・というわけで、

ファラージ、党首やめるってよ

 

(このフレーズが

妙に気に入ってしまった私)

 

ファラージおじさんは皆様ご存知

英国のEU離脱を早くから主張してきた

英国独立党(UKIP、ユーキップ)の党首で

先日欧州議会で大嫌味をかまし

世の良識派に頭を抱えさせた人物ですが

・・・ボリスに続いてファラージと

離脱派どうしたという世間の声ももっともかと。

 

まあ本人は2015年からずっと辞意を表明していて

「だって政治的大望はもう成就させたし」

みたいなことをこのたびも述べていらっしゃって、

あれなんですよね、彼にはずっと

健康不安説があって、あともう一つ、

私が素人なりに考えるにUKIPは

政党としてここから

下り坂になるのではないかと思うんです。

 

国民投票で離脱が選択されたのに何故?

とお感じになる方も

いらっしゃるかもしれないのですが、

つまりEU離脱を願う英国の有権者はこれまで

その意思を表明するのにUKIPか、

UKIPよりさらに右な国民党を支持するしか

道がなかったのが、今回離脱派が

『少数派ではない』ことが証明され、

保守党や労働党などの

大政党もその声を無視できなくなった。

 

つまり従来は保守党や労働党を支持していたのが

「彼らはEU離脱について真面目に考えてくれん」

という理由で一時的にUKIP派になっていた人たちが

今回の国民投票を機に元の支持政党に

戻っていく可能性は高いのではないか。

 

党首として有終の美を飾りたいなら今、ですよね。

 

いやこういうのは『(離脱)決定』だけでなく

『完了』まで面倒を見るのが政治責任でしょ!

という声もあるかとは思うのですが、

保守党も労働党も離脱路線に従う

腹をくくったようですし、の基本理念である

『英国有権者に決定権を(意訳)』は達成された、と

考えてもそれは間違いではないのかな、と。

 

そんなこんなで英国政界の

大騒動は続いております。

 

国民投票の結果を受けての

キャメロン首相の辞意表明、

そこからの保守党党首選で

本命視されていたボリス・ジョンソン議員が

盟友議員の土壇場の寝返りで

出馬を断念したニュースの背後では

最大野党労働党の党首の座をめぐる

混乱も続いていて、勿論スコットランド首相は

EUへの単体参加の希望を捨てておらず

・・・あ!それで皆さん、ご存知?

今週6日はイラク調査委員会の報告書

公表される日だったりするんざんす!

 

当時の首相だったブレア氏の判断が

どこまで踏み込んで批判されるかが肝

・・・なんですけど、報道各社の政治部は

そろそろ部員の体力的限界

問題になって来ているのではないかしら。

 

英国の都市部公共交通網で

無料配布されている新聞『メトロ(METRO)』は

ボリスの党首選撤退のニュースが1面となった日に

「あんね、私みたいなカワイソーな政治記者はね、

もうここ数日ちゃんとした睡眠をとっていなくてね、

だから我々がちょっと変なことを書いちゃったとしても

そこは大目に見てよ!」みたいな

記者の嘆きを紙面に載せていたのですが

彼らの睡眠不足の日々はまだ続く見通しです。

 

人間睡眠が足りなくなると

情緒が不安定になりがち、

今後しばらく英国初の政治記事は

「・・・これ、記者がちょっと変になっとらんか」

という斜めに構えた姿勢で

読むことに決めた私です。

 

 

ところで先日の国民投票の

やり直しを求めている方々は

もしもやり直し投票が実行されて

今度は『残留』が多数派となった場合

『離脱』派が再々投票を求める

可能性についてどうお考えなのかしら

 

まあそうやって延々と

投票行為だけを続けていたら

意思決定は先延ばしにできますけど

まさかそれが狙いという訳でもあるまい

 

なおファラージおじさんは

党首の座を下りても

政治家としてはまだ引退せず

・・・あの人、また欧州議会に

出席する予定なんですよね

 

奴は言うぞ、また何かアレなことを

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