芝の手入れに血道を上げる

2017年春の私でございますが

芝の高さを均等にしようと

凹みに砂を撒いたはいいものの

その砂地が一向に

砂色なままであるのはどうしたら。

 

 

当初予想では春の暖かさで

うわっと芝が生え伸びて

あっという間に砂地を緑色に

してくれるはずだったのですが

「4月中旬に霜が降りたしなあ、

下旬にはヒョウも降ったし、

芝もまだ本調子じゃないのかなあ」

 

 

「気長に行きましょう、何度も言うように

僕はあまり芝生に興味がないというか

そこに雑草が混じっていても

砂が混じっていても

あまり気にしない男ですから」

 

夫(英国人)は親切なのか無頓着なのか。

 

気温が上がれば砂地も緑色になると

頭では分かっているのですが

それでも朝な夕なに外を眺めては

緑色の中の砂色の一角に

ため息をつく今日この頃でございます。

 

しかしそんな落ち込み気味の私をよそに

この砂地に幸せを見出す存在が。

 

 

閣下・・・!

 

 

ニワトリは元来砂浴びで

体を清潔に保つ生き物。

 

これまでは庭の隅っこや

花の芽の出ていない花壇で

もそもそ体を揺すっていた

我が家のニワトリ諸氏ですが

(時には花の芽の出た花壇を

砂浴び場にすることも)

(園芸道とニワトリ道の両立は

大変難しいことがこの一件からも

おわかりいただけるかと)

そうよね、ここらへんの地面を

少し掘ると出てくる湿った重い土より

芝生用のさらさらと乾いた砂のほうが

砂風呂には気持ちいいわよね・・・

 

 

正直存在して欲しくはない

砂地なのではございますが

・・・まあ閣下が楽しいなら

いいかなあ、とも・・・

 

現在我が家の総ニワトリ数は4羽、

雌鶏3羽の最高位に位置する

茶色雌鶏嬢だけがこうした閣下の

砂浴びのお供を許されている模様。

 

 

 

雌鶏3羽のうちで

一番年齢の高いご婦人を

一番大事にするあたりに

雄鶏閣下の器の大きさというか

度量の広さというか

戦略性の高さを見る思いです。

 

 

しかし芝生区画での砂浴びは

ニワトリにとっては

楽園の具現化であると思うのです、

砂は温かで清潔だし

ちょっと首を伸ばせば青々とした

芝生を好きなだけ食べることができるし。

 

露天風呂に入りながら

アイスクリーム食べ放題、

正面には大海原、みたいな・・・?

 

私もニワトリになりたいかも・・・!

 

幸せの構図を庭先に見る5月です。

 

 

閣下に贔屓されている茶色嬢は

そんな閣下がおひとりで

お昼寝などなさっている際は

他の雌鶏2羽と連れ立って

女子砂浴び会を開く如才のなさ

 

 

しかし雌鶏のお尻というのは

革命前のフランス貴族社会の

お嬢様方のペチコート

(あくまでイメージです)のようで

非常に可愛くてけしからん

 

 

もこもこしてふわふわして丸みがあり

そりゃ閣下だって

飛び乗りたくなるでしょう、と

 

雌鶏のふわふわ感がお好きなあなたも

雄鶏の太陽王的美貌がお好きなあなたも

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