わが夫(英国人)の畑では

大根諸氏が絶好調。

 

 

♪今年のダイコンはよい大根、

実はしっとりと色白で~♪

 

(この歌、恐怖の短調

極まれりな旋律ですよね)

 

 

 

 

数年前からこちらスコットランドでも

大根らしき野菜をスーパーで

購入することは

可能になっておりまして

『Mooli(ムーリ)』という名前

売られています)、ただ日本の

八百屋さんで売られている

大根に比べるとどうしても実が細く

また瑞々しさも足りない印象で

・・・街中のお洒落レストランの

お洒落サラダの具材みたいな感じに

活躍中ではあるみたいなんですけど。

 

わが夫のダイコンも

日本のそれに比べると

まだまだ細身ではあるのですが

でもね!瑞々しさは引けを取らないと

私は思うの!身贔屓かもしれんけど!

 

それにうちのダイコン君たちは

現在第二回間引きの最中で

ここから冬にかけどんどん太る予定だし

何より味は絶対的に大根なんです!

 

日本にいた頃の私は実は

それほど大根を

愛してはいなかったのですが

現在の私はこれら大根君たちを

大事な出汁でことこと煮て

ちょっとお醤油を入れて食べたり

おろしショウガをかけて食べたり

田楽味噌を作って食べたり

・・・この秋の私の心は

大根君に深く慰められております。

 

先日はとうとう大根おろしに挑戦。

 

この間ロンドンに行った時に

ジャパン・センターで『おろし器』を

購入しておいて本当によかった・・・!

 

そんなわけで私は幸せです。

 

ただ問題は大根って料理した後

特に大根おろしを作った後に

結構こうユニークな香り

室内に充満しますよね。

 

ちょっと、誰かここで

赤ちゃんのおむつ替えた?みたいな。

 

作って食べている間は大丈夫なんですが

その後他の仕事をしに部屋を出て

戻ってくるとあらびっくり、みたいな。

 

大根で膨れたお腹を撫でながら

突然の訪問者が現れないことを

心から祈る日々が続いております。

 

 

今は亡きわが祖母

大根おろしが嫌いであったらしいです

 

「・・・え?だって食べていらしたよ?」

と首を傾げる私に電話の向こうから

わが母(イメージ武将・豊臣秀吉)が

「食べるのはお好きだったのよ。

でも大根を『おろす』のはお嫌いだったの」

 

目の前に皮をむかれた大根と

大根おろし器があってもわが祖母は

「えー、これ嫌い、やりたくないわー」と

どこかの女子高生のようなことを言って

手をつけなかったらしい、祖母よ・・・

 

でもまあ気持ちもわかるんです

 

当時の我が家は食べ盛りの子供を含めて

8人とか10人の人間が

一時に食卓に着くことなどがザラ

 

大根を10人前おろすのって

結構な労力ですよね

 

まあ家事に怠りなきわが祖母は

いざとなったら自分で

大根をおろしていたんでしょうけど

・・・あれね、遠回しな、間接的な、

非常に理解されにくい、

嫁(わが母、秀吉)に対する

甘えの表現的な側面もあったのかしらね・・・

 

大事な大根おろしを缶詰のツナと混ぜ

お醤油で味付けしてスパゲティに

絡めるのが今の私のお気に入りでございます

 

大根がお好きなあなたも

特に魅力を感じないという罰当たりなあなたも

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