先日
高齢者(75歳以上)が信号無視などの違反を犯した場合
認知機能検査を義務付ける改正案を提出した・・・

というニュースを聞いた。

正直



という感想。

認知症の人の運転が
いかに危険か

これまで
高速道路を逆走したり
コンビニに突っ込んだり

はたまた登校する児童の列に突っ込んだり。

若いもんの間でも
ないとは言えない事故だけど
高齢者の比率はいささか大きい。



この「何だかなぁ」って感想は


今ごろ遅いだろっていうのと

そんなことで事故がなくなるのかい?っていう

「何だかなぁ」。





わりば市界隈は

1世帯の自動車保有台数がダントツ日本一の土地柄だ

県外から来る人は
一様に




車の多さにまず驚くらしい。

これも
自動車産業のお膝元ならではの
地域の特色かも知れないが

けれど
一方で
都市部を除いた
わりば市のような『ちょっと田舎』では
公共交通が衰退の一途・・・という
皮肉な一面も。

我が家の近所のバス停など
市内でも人口密度の高い地区にも関わらず
昼間1時間に2本程度の運行なのだ。





それなのに
通勤、通学時間帯以外の昼間
ほとんどカラの状態で走っているバスをよく見かける。

バス会社も採算を度外視するワケにはいかないから

本数が少ないのも致し方なしなのだ。


結局
卵が先かニワトリが先か

車が主体になれば
バスには乗らない。

バスに乗る人が少なくなれば
本数が減る

本数が減れば
不便なのでますますバスに乗らない。

そして車利用をせざるを得なくなる。



けれど
車の運転だって
いつまでも出来るワケじゃないんだよね。





うちの近くのおじさんとおばさん。

いや
13番さんとほぼ同じ年齢だから
おじいさんとおばあさんか・・・。

ご夫婦二人だけで暮らしている。

今のところ
お二人とも認知症は患っていらっしゃらないようだが・・・。


ご主人は未だに車を運転されていて
出かける時はほとんど車を使い

日に何度となく乗って行くのだ。


ワタシは
そこの家のガレージのシャッターが開き
車を動かす音がするたび




祈らずにはいられない。


運転するご主人。
昨年の夏に
心筋梗塞で倒れた経緯があるからだ。


運転中
発作が起きないとも限らないではないか。



認知症だって
今は症状があらわれていなくても
気がついたらかなり進んでいたってことは多い。

しかし二人暮らしのご夫婦。

誰が気づくのかってこと。



ご近所のワタシたちは心配こそすれ
忠告は出来ない。

もしその忠告を聞いて
乗るのをやめたとしても
その後、その人たちの足はどうなる?

当方もそこまで面倒をみることは出来ないのだ。






タクシーを使えば
お金がかかるし
第一
気楽なマイカーに慣れた身には
面倒なことこの上ない。

一度覚えた『楽』は
なかなか手放せないのがニンゲンで


その『楽』を強く引き留めることが出来るのは
結局
家族だけ。


その家族ですら
手をこまねいてるってのは
周りでもいっぱい聞く話なんだよね。


そんな老ドライバーが
この地にはゴマンと居て
ますます増殖中。

ああ。
クワバラ。クワバラ。



自動ブレーキの車が開発されたのも
高齢者対策なんだってって話を小耳にはさんだ。


けれど

根本的に
○歳までには免許返上して
その後の足の保障はお任せ
・・・みたいなシステムでも作らない限り
高齢者の車の事故はなくならんと思うが

いかがなものか。








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