さて



ばあちゃんの介護認定の訪問調査と聞いて


3年前の
『クララが立った事件』→コチラ

を思い出した
そんなアナタは
『13番さんのあな検定』(だから何だよソレ)
準初段。

そう。




腰椎圧迫骨折直後の認定調査で

それまで
手引きの歩行さえも難しかったばあちゃんが
認定調査員さんの目の前で
次々と披露してくれちゃった
ミラクルの数々。

認知症は理解を超える珍事が多い。


今回はどうか・・・。


今年に入ってから
徘徊らしい徘徊がなくなってしまったばあちゃん。

時々



じいちゃんの後追いがあったりするが
(もちろん手引きもせずにミラクル自主行動)

それ以外
こちらが手出ししない限りは




ずっと座ったまんま。

例の



鳴子装置も全く出番がなくなっている。

介護者にとっては
心配が少なくなって
楽っちゃあ楽なんだが

一方
認知症の症状も身体の動きに並行して
かなり進んでいる。


先日の歯科受診の時もそうだったように




こちらの意図を理解出来ないことが
増えて来た。






しかし
これも
少しの時間
注意していれば問題のないこと。

素直なばあちゃんは
こちらが差し向けたことは
だいたい受け入れ
分からないなりに応じてくれる。

デイサービスもフルに利用させてもらってることもあり

だから

どちらかと言えば徘徊のない今の方が
ずっと楽なのだ。


けれど




介護認定の基準は
どうも見解が異なる。


生活する上での行動の一つ一つが
どの程度自立出来ているかどうか

それが目安になるのは分かるのだが・・・。


今回、ちょっと引っかかったのは
身の回りの世話について。

例えば

口をゆすぐという行為が



コップを持っていって
口をゆすがせ
「ペッ」と出来るかどうか

ばあちゃんは
今のところ8割方「ペッ」が出来るけど
(あとの2割はゴックンしちゃう)

当の本人に
今自分が口をゆすいでいるという
意識はない。




今回の調査に限らず
毎回、この「ひん度」ってのが
いまいちよく分からんのだ。

当人は
コップを口元近くまで持っていかなければ
自発的には口をゆすがない・・・てか、ゆすげない。

通院することだって
クスリを飲むことだって
ばあちゃんにおいては
トイレでウンすることですら
自発的には一人では何一つ出来ない。

意識や自覚のないままやってることを
自立と称して
「ひん度」まで付けちゃうのか。


まぁ
裏を返せば

10人十色の被介護者を区分けする

介護度の決定の尺度は
基準作りが難しいってことなのね。




調査員さんが悪いわけじゃないのよ。



長くなりそうだけど
続きます。




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