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公園の丈高い木に、たっぷりと白い花。藤? と思ったら。
アカシア。ニセアカシアの花。

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房になった沢山の花が、一気に開いて、はらはら散って。
降ってくる。
白い花が、降りそそぐ。
まさに、アカシアの雨。

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こんなにも背の高い木なので、近くを通る人々は、咲く花になかなか気づかない。ぽとぽと降る花に、あれ? と見あげて初めて分かる。いつのまにこんなに花が、と驚いて足をとめる。

でも。大人たちは気づかなくとも、空に向かってブランコをこぐ子どもたちは、きっととっくに知っていたよね。

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『明治期に日本に輸入された当初は、このニセアカシアをアカシアと呼んでいた。後に本来のアカシア(ネムノキ亜科アカシア属)の仲間が日本に輸入されるようになり、区別するためにニセアカシアと呼ぶようになった。wikipedia

本来のアカシアは、ミモザとも呼ばれるあの黄色いぷちぷちとした花。でも歌に唄われているアカシアはほとんどがこの「ニセアカシア」の花だと言う。なるほど。今までずっとミモザのあの明るい花と、歌のイメージがどうにも結びつかなくて不思議に思っていたのだけれど、そう知ってようやく腑に落ちた。

『アカシアの雨にうたれてこのまま死んでしまいたい』というあの『アカシアの雨がやむとき』(オリジナルである西田佐知子の歌も好きだけれど、あたしはクミコが唄うこの歌がすごく好き)はもちろん、裕二郎の『赤いハンカチ』であの娘がそっと まぶたを拭いた『アカシアの花の下』も、みんなこの白い花。儚げで美しい、小さな蝶のような白い花。そういえば北原白秋のあの歌も。

この道はいつか来た道、 ああ、さうだよ、あかしやの花が咲いてる。

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前回書いた、謎の歯痛。あまりの痛みに、どうしたもんか、と思っていたところ。今朝、口の中にぷちっと水疱が。あ、と思って、いつものクリニックに行くと、やはり口腔ヘルペスであるらしい。つまり「非歯原性歯痛」のひとつである、「神経障害性疼痛」だったってことで。どうりで痛かったはず。しくしく。

でも「食いしばり」のクセがあることは確かだし、それが自律神経に関与していることも分かったので、やはりこれは治さないとね。そういう意味では良い「きっかけ」をもらったといえるのかも。

なんにせよ、ヘルペスであれば薬が効くので、それで痛みも取れるはず。と、ようやくちょっと安堵したのでありました。
やれやれ。

◇更新シテマス
夢見食堂―夢見荘亭主の簡単ゴハン
http://mimeo.blog.jp
ほんと、以前の東京はGWになると車も人も減って。空気がきれいになった都心をてくてくぶらぶら散歩したものでした。ううむ。今は昔のお話し、ってことでしょか。(これまた、やれやれ)