昔『光とともに~自閉症児を抱えて~』という漫画がありました。私、第1巻のあとがきを書いたのですよ~。その漫画で、光くんが、星型のマークがついた靴にこだわっているので、母親の幸子さんが町中の靴屋を探し回るというシーンがあるのです。あれを読んだときに、「ああ、古い自閉症さんやな」と思いました。
だって、選択活動をしてくると、「星型がないの。今回は丸か三角のでお願い。どっちしよう?」と説明し、提案したらいいのです。ないものはないのだから仕方がないですよね。だからといって「これにしなさい」とあてがわれると受け入れにくいものです。そんなときにも「選択活動」ができていれば、あるものの中で、自分で選ぶことができ、得心もしやすいのです。
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自閉症児の「こだわり」について表現してはったのでしょうが、あれは、ちゃいます。今のおめめどうのユーザーさんには、起こりにくい現象です。