2003年、病室で、「能面は、8割」という話を父から聞いた
「完成させたらあかんのよ。能面は、舞台で使われた時に、100%になるように作らなあかんのよ」
この話。能面やったらなるほど!と思うけれど、実際
グッズやらなにやら作り物をしていたら
「使われた時に100%になる」いうのは
ものすごい理屈やなと思う
私は、ハードは作るけど、ソフトは作らない。というのも、ソフトは、本人に合うものを使う必要があるから
ハードは、一応形はあるけど、それをどう使おうが、その人の状況に任せて変えたらいいと思ってる
なので、なにも「これじゃなきゃいけない」とか「こういう使い方をしなきゃ」というものがない
完成されたものを渡されると、それに、こちらが合わせなきゃと思ってしまう。
でも未完のものなら、自分なりに完成させようと思う。この違いは大きいように思う
「巻カレもコミュメモも枠だけだから、あとは、自分なりに完成させてください」
丸投げグッズといってもいい
だからこそ、何千人もが使いはるのかもしれないな
「優れたものは、使われた時に、100%になる」
なんて、極めた人しか言えないな
そういうところまで至ってみたいなあ