かなうみ鍼灸整骨院スタッフブログ

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Oさん、3日前から腰痛 (中上)

2018年02月22日 | 訪問(往診)リハビリ・マッサージ関連
今日訪問マッサージ施術を行なった70歳代女性の患者さん。


12年前に脳梗塞を患い、左半身麻痺が生じている。


拘縮は左上肢、左下肢とも中程度。


Oさんの自宅に入り、身体の状態を尋ねると3日程前から腰(仙腸関節付近から両臀筋)にかけて痛みがあるという。


自発痛はないので炎症は診られない。


屈曲、その後戻す動作の時に痛みが顕著で、触診してみると背中から腰部、臀筋群にかけての筋緊張がとても強い。


施術はその付近にある筋肉を中心にマッサージを行ない、膀胱経の両ふくらはぎの経穴を押圧した。


施術後は緊張してた筋肉も緩み、少し楽になったというが、しばらくは経過観察が必要だ。


原因としては、体が不自由なため、中腰で家事などの用事をすることが多く腰にかかる負担が健常者より大きいこと。


またこの時期の寒さ(冷え)も大きな要因の一つだろう。


そして一番背景にあるのが、犬の介護だろう。


Oさんはチワワを一匹(三匹飼っていたが二匹とも病気で亡くなる)飼っているのだが、齢が17歳と高齢。


持病は喘息で発作が夜中に起こることが多く、苦しそうなペットを見るたびOさん自身が十分な睡眠がとれない。


失禁するため、おしめをしており、頻繁に取り換えるのも一苦労でOさんの不自由な体にはかなりのダメージだと感じる。


心身ともに疲労困憊だろう。


私も現在15歳の猫を3匹飼っている(一匹は一昨年、扁平上皮癌で亡くなった)が今の所は健康でいるが、どうなるかわからない・・・。


動物もペット食の向上、動物に対する医療技術も進み、人間だけでなく動物も長生きする時代になっている。


動物も飼っている人にとっては家族同然だ。


かなりの確率で動物は人間よりはるかに寿命が短いので、飼い主は最期まで看取る責務がある。


頭でわかっていてるがもし、私のペットがOさんのような状態に陥れば心身ともに疲労すると、覚悟はしている。


と、強気で言ったもののどうなるやら。。。(笑)


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