ハイトリリボンの季節になりました。 | 台場一丁目商店街プロデューサー久保浩の    昭和ダイアリー

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レトロブームの仕掛け人久保浩が「昭和」の時代の古き良き、暖かな日本人の心を伝えてまいります。

皆さんの家にもありましたか? 【カモ井のリボンハイトリ】




昭和レトロ製作委員会        台場一丁目商店街自治会長     久保浩の平成と闘う日々


 


売上のピーク時は昭和30年代。高度成長時代で、食べ物が


豊富になるし、ハイトリ紙を購入できる程度の収入も各家庭にあった


から、毎年生産に追われっぱなしだった。現在、国内需要は昔の


五分の一に減っているがまだまだ必要としている人は多い。


食品メーカーは工場の入り口にハイトリリボンをぶら下げ、ハエが


いないかどうか検知する。ハイトリ紙で退治するというより、調査する


という役割に様変わりした。ハエの発生が減ったことについて、住宅地


の整備や衛生思想の普及を挙げる人は多い。しかし同社は「水洗トイレ


の普及もそうでしょうが、やはりごみ処理収集システムの変化でしょうね」


という。昔は各家庭の玄関先にフタつきのゴミ箱が置いてあり、ビニール


袋もない時代は生ゴミを新聞紙でくるんで捨てていた。しかし今は


ビニール袋に入れて、朝ゴミを出し、それを収集車がスピーディに


回収していく。




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殺虫剤は即効性があるが、食べ物の近くでは使えない。また、たびたび


使うとハエに耐性ができやすい。ハイトリリボンは人畜無害で手間が


かからないのが特徴だ。特に赤ちゃんやペットがいる家では重宝する


だろう。唯一のウィークポイントとしては、手や頭が粘着リボンに触れて


しまうことだが、ベンジンを使えばはがれるという。いわば環境にやさしい


商品であるハイトリリボン、ハエを取って、いなくなるほど、売上が下がる


という矛盾を抱えながらも今後もしぶとく生き残っていって欲しい。



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なぜハイと言うか。メーカーのカモ井がある


岡山県ではハエのことをハイと発音するのである。








ご一読ありがとうございました!




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