寄せ集めもの | Looney Tunes and Merry Melodies

Looney Tunes and Merry Melodies

アンダーグラウンド低音職人の音楽バカ日記です

最近キツく感じていたベルボトムが

スムースに穿けるようになりました!!

これは、これはもしかすると、、、
すこし痩せたのでは!?
痩せたんじゃねーのか!おいっ!!
体重計に乗ってみると
コレまた体重が減っていました!
地道な努力、そして飲酒を控えた結果でしょう。
ゴキゲンポイント500ポイントほど取得したような気分です。
ちなみに昨日は不機嫌ポイント2000ポイントほど貯まったのですが
でもそれが帳消しになりそうになっているくらいイイ気分なので
恐らくゴキゲンポイント2500ポイントくらいでしょうかねw
どーでも良い話ですが
あまりにも良い天気だったので散歩がてら久々に渋谷~池袋コースを歩いて来ました。
もちろんベルボトムを穿いて。
この反動が明日腰痛という形になって出ない事を願うばかりですが
最近いろいろと対処法を心得て来たので恐らく大丈夫でしょう。
リバウンドに気をつけて日曜日もゴキゲンに過ごしたいと思います。


FIN



ウソだろ?w

という事でコレだけで終わる事はありません、
ちゃんと今日も音楽ネタをご用意しておりますよ。
今回の散歩のお供には
RAMONES/HALFWAY TO SANITY
ALICE COOPER/KILLER
ALICE COOPER/BILLION DOLLAR BABIES
と、爽やかな青空には似合わないような選曲で楽しんでいましたがw
この後に何聞こうかと思った時に自然とこの作品を選んでいました。

IMG_2610.JPG

The Whoが1974年に発表したアルバム
ODDS AND SODSです。
このアルバムのジャケット、よく見ると破れているように見えますが
実際に切れ込みが入っていて、その裏側にポスターが忍ばせてあるという
特殊ジャケットにて発売された作品であります。
タイトルは「寄せ集め物と野郎ども」という意味で
ヴォーカルのロジャー・ダルトリーが命名したのであります。
ちなみにアルバムのアートワークもロジャーが出した案だそうです。

この作品発売当時はどのように受け止められていたかは知りませんが
少なくとも純粋にQUADROPHENIAに続くThe Whoのスタジオアルバムの新作
という感じで受け止められていたでしょう。
しかしその実は過去の作品を文字通り「寄せ集めた」作品であり
今でいう所のコンピレーションアルバムという性格の作品であったのです。
The Rolling Stonesが1981年に発売した名曲Start Me Upを収録した
TATTOO YOUも同様な性格の作品ではありますが
バンド側がそういう感じに認めていないか認めているかが
極端に別れている作品だと思います。
The Whoはアルバム毎にテーマを決めて作品をリリースする
というような作り方を念頭に置いている感じもありますが
Stonesの場合はTATTOO YOUに限らず過去の作品を寄せ集めた
みたいな作品は多く存在するでしょうしね。
他の多くのバンドだって過去の作品を作り直して
新作に収めたりする事なんかザラだったでしょう。
昔のバンドは下積み時代に作り貯めておいた楽曲が多かったのだと思います。
だからこそあの驚異的なペースでのアルバム発売が実現出来たんだと思います。
それとセールス的にも調子良かっただろうし、業界自体が
恐らく潤っていたのでしょうね。今に比べたら音楽は重要な娯楽の一つだったでしょうし。


と、話は逸れてしまいましたが、、、

このThe WhoのODDS & SODSに話を戻しますと
1998年にこの作品がリイシューされた際に
元々11曲収録されていたアルバムに
なんと12曲ものボーナストラックを追加しての発売となりました。
ココまで来るとタイトルも変えてしまった方がいいんじゃないの?
という感じもあり、実際そういう案もあったようですが
結果としてロジャー命名のタイトルはそのまま活かされる事になったのです。

という事でそろそろ内容について触れて行こうかと思います。
まず元々収録されていた11曲はコチラ
Side one
1. "Postcard"
2. "Now I'm a Farmer"
3. "Put the Money Down"
4. "Little Billy"
5. "Too Much of Anything"
6. "Glow Girl"
Side two
1. "Pure and Easy"
2. "Faith in Something Bigger"
3. "I'm the Face" (Peter Meaden; performed by The High Numbers)
4. "Naked Eye"
5. "Long Live Rock"

という感じでありまして
注釈にもありますがSide-2-3のI'm The Faceは
The Whoの前身バンドであったThe High Numbers時代の音源なのであります。
この作品用に準備されたと思われる楽曲は
Side-1-1、2、Side-2-5辺りかなという感じはありますが
少なくともSide-1の1、2曲目に関しては元々EPとして発売する予定の楽曲だった
という情報が残されていはいます。
Side-1-4のLittle Billyは楽曲の感じから恐らく60年代のレコーディングだと思われますが
アメリカ癌協会のキャンペーンソングとして作られたにもかかわらず
使用される事はなかったという楽曲であります。
後に日本のミッシェル・ガン・エレファントがスモーキン・ビリーという楽曲を作っていましたが
恐らくこのLittle Billyへ向けた曲だったのでしょう。
彼らの事は大して詳しくはないのですが、The WhoのこのODDS & SODSアルバムのジャケットのデザインをそのまま自分たちに置き換えて撮影したような作品があったと記憶しています。
恐らく彼らもThe Whoの大ファンなのでしょうね。

Side-1-6はThe Who Sell Out(1967年)の頃の作品でして
曲の中には後にTommyに収録されるIt's A Boyで聞けるフレーズが
BoyをGirlに置き換えて歌っている箇所があります。
この曲はThe Who Sell Outのリイシュー盤でもボーナストラックとして収録されていました。
Side-2-2のFaith In Something Biggerも曲の感じ的に恐らくThe Who Sell Outの頃の楽曲だと思います。

そしてそれ以外の曲に関しては当時、幻のプロジェクトとなってしまった
LIFEHOUSEに収録予定の楽曲だったという事になります。
こういう説明的なエピソードが1974年の作品発売当時から
明らかにされていたのかまでは知りませんが
恐らくはココまで細かくは情報が公開されてはいなかったのでは?と思います。
だからこそ当時のファンは純然たるThe Whoの当時の新作
という感じに受け止めていたのではないかと思ってしまうのです。
しかしThe High Numbers時代の音源が登場しているし
曲の感じや音の感じなども60年代と70年代では違いがいくらなんでも解ってしまう
というような面もありますから、どうだったのでしょう。

そして寄せ集め集として本格的に開き直って(?)再発した際の曲目はコチラ

1. "I'm the Face"
2. "Leaving Here"
3. "Baby Don't You Do It"
4. "Summertime Blues"
5. "Under My Thumb" (Mick Jagger, Keith Richards)
6. "Mary Anne with the Shaky Hand"
7. "My Way"
8. "Faith in Something Bigger"
9. "Glow Girl"
10. "Little Billy"
11. "Young Man Blues"
12. "Cousin Kevin Model Child"
13. "Love Ain't for Keeping" (Electric, with Pete on vocals)
14. "Time Is Passing"
15. "Pure and Easy"
16. "Too Much of Anything"
17. "Long Live Rock"
18. "Put the Money Down"
19. "We Close Tonight"
20. "Postcard"
21. "Now I'm a Farmer"
22. "Water"
23. "Naked Eye"

曲順も入れ替えてあるのでアルバムのタイトルの変更も
検討されていたというのはわからなくもない感じではありますね。
Live At LEEDSに収録のライヴバージョンがお馴染みである
Young Man BluesとSummer Time Bluesのスタジオテイクや
Leaving HereやBaby Don't You Do Itなどのモータウン・ソングのカバー
ミック・ジャガーとキース・リチャードがドラッグ問題で逮捕された(1967年)に
彼らを保釈するまでSTONESの曲をシングルでリリースし続けるという宣言の下
発売されたUnder My Thumbのカバー(B面はThe Last Timeでしたがココには収録されず)
Tommyに収録していたCousin Kevinは三重苦の少年トミーに
数々のあり得ないいたずらをしてしまう悪ガキだったのですが、
そのケヴィンが更生したよって感じの歌である
Cousin Kevin Model Childなどなど当時としては貴重な発掘テイクが
大量に収められています。
こうなってしまうとODDS AND SODSを当時のオリジナルアルバムの1枚として
カウントするのがどうかという感じになってしまいますが
どうやら2011年のリイシューでは1974年発売時の曲順に
ボーナストラックを追加収録するという形の曲順に並べ替えられたようです。
話は前後しますが1998年バージョンは楽曲の発表順に並べ替えてあるので
歴史的資料としての作品と考えるとこちらの方が解りやすいかもしれませんね。

曲目が増えてボリュームもアップしてしまった為
最近は移動時間も短いからあまり聞いていませんでしたが
久々に聞いたら良い曲がズラリと並んだ作品だし
時代を追って聞けるのでサウンドなどの変化なども楽しむ事が出来るのは
これはこれでいいなという感じがしました。
ただこうなってくると11曲入りのオリジナルバージョンが恋しくなったりするのです。
だからこそリイシュー盤が出ても元々持っていたオリジナル盤は手放さないという事も出てくるのかな。

いつの時代でもロックは死んだとか言われていますし
最近では某大御所ベーシストが「ロックは死んだ、しかも殺されたんだ。」
というような発言をして波紋を呼んでいました。
コレに別の某バンドのギタリストは大いに賛同したそうですが
もう何度も死んだ死んだって言われている訳だし
今更何を、、、って感じに受けてしまいますね。
周りがどう感じようが自分にとってのロックが永遠に健在であればそれで良いのです。
というのが俺の持論ですね。
このThe Whoの作品にもLong Live Rockという楽曲が収められています。
「ロックは死んだと彼らは言う、、ロックよ永遠なれ」
と歌われるこの曲こそ、永遠のロックアンセムなのではないかと思うのです。
邦題も「不死身のハードロック」という力強いものがつけられていました。
とても良い曲です。




TOKYO-VH LIVE

LEGEND OF ROCK plus VOL. 54
2014年11月3日(月・祝日池袋Adm

Open : 16:30
Start : 17:00

ADV. ¥2500+1d(¥600)
Door ¥3000+1d(¥600)

Line up
TOKYO VH as VAN HALEN
白蛇海賊団 as WHITESNAKE
JIMISEN as JIMI HENDRIX


TOKYO-VH OFFICIAL WEB SITE