作品「道」 その三 | Life is the very ART

Life is the very ART

命こそ、人生こそ芸術作品だ!!

生きることを心から謳歌したいという願い、
やりたい放題生きると決めた

書を、文章を、落書きを、写真を、クルマやバイクを通じて
試行錯誤しながら考え、気づき、実践する
そんな「にんげん 伊藤 義之」のBlog

ながくなが〜く空いてしまった作品制作の完結編。

 

その一はここ

その二はこっち

 

 

深みや広がり、すごさ・・・

それらは一朝一夕で身につくような代物ではない・・・

 

 

昔、友人から言われた言葉を思い出す。

 

「お前って、『ハク』がないんだよ。」

 

その当時、多分30代に入った頃だと記憶していますが、
自分でも自分がイメージする30代とは随分かけ離れていて、

それも随分頼りなく、よろしくない方にかけ離れている実感があり、

そんな心の内の図星を刺された私は、打ちのめされました。

 

「ハク」ってなんだよ・・・

どうすればいいのさ、何すれば身につくのさ・・・

くやしいなぁ、変わりたいなぁ・・・

一体いつまで、こんな自分のままなのだろう・・・

 

まるで自分の存在は吹けば飛ぶほど軽い、と言われたような思いになり、

そこから十年、真剣に捉え、考え、行動してみました。

 

結果、どれだけ人生を真剣に逃げることなく生きてきたか。

生きているか、生きていこうという覚悟があるか。

 

それが「ハク」のような空気感を育むのではないだろうか。

そんな風に思っています。今のところ。

 

話を作品に戻すと、

そんな「すごさ」を、今からすぐ自分の作品で表現したい!としても、

今、自分にあるだけの「すごさ」しか出せない。

 

そんな風に開き直るしかない、という当たり前の結論になりました。

 

高村光太郎がいようがいまいが、わたしにやれることしかやれない。

わたしにやれることが十二分に発揮されるよう、やる。

 

あとは書く・・・書く・・・書き続ける

少しでも神様が力を貸してくださるよう、ただ書く・・・

 

やれることはやった・・・

そう思えたので、作品をお渡ししました。

 

ご依頼主の方は、大変喜んでくださいました。

 

あなたの思いに、私の作品は少しでも近づけたでしょうか?

ありったけを込めましたが、いかがでしょうか?

そんな不安が拭えなかったわたしは本当にホッとしました・・・

 

そしてうれしいと同時に、今の自分に足りないもの、

今後もっと身につけたいものを強烈に意識させられる・・・

 

作品制作はそんな大切なご縁でもあり、

素晴らしい経験をさせていただけるものでもあるのです。

 

次はもっと、もっと何かできるよう、鍛えなくては!!

 

 

完成した作品の写真を載せようと思ったのですが、

 

「わたしと作品が一緒に写った写真をください。」

 

というご依頼主のご要望で撮った写真しかなく、

お見苦しいですがそちらを載せます。

 

茶掛けです。

あぁ、恥ずかしいなぁ・・・髪ぼさぼさだし・・・