ここ最近観に行った舞台たち。
備忘の面が強いので、興味のある方がさらりとみていただければ。
源氏物語~夢浮橋~
KAAT神奈川芸術劇場
9月25日(木) 薫@辻本祐樹、匂宮@平野良
9月28日(日) 薫@平野良、匂宮@辻本祐樹
『源氏物語~夢浮橋~』出演者決定のお知らせ る・ひまわり
http://le-himawari.co.jp/releases/view/00392
舞台「源氏物語」出演者コメント
http://www.youtube.com/watch?v=aZh45OFeHWQ
る・ひまわりさんの名作シリーズです。
個人的には、源氏物語は『あさきゆめみし』の印象が強いですね。
というか、ほぼこの漫画の情報ですね(笑)
- あさきゆめみし―源氏物語 (1) (講談社コミックスミミ (960巻))/講談社
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↑懐かしいこの表紙!!!!
中でも宇治十帖とか、渋すぎるチョイスです。
辻本さんと平野さんがWキャストで、
途中で役が交替するという仕掛けあり。
また、大君、中の君、浮舟、ついでに紫式部と
4役演じるのは遠山景織子さん。
舞台は、ほぼ中央に島(舟?)のような形で設けられ、
表側と裏側から観られるような座席配置。
シナリオは、奇をてらわない丁寧な描き方だったと思います。
一人の方が色々な役をされているので、こんな感じで。↓↓
■薫@辻本祐樹、匂宮@平野良Ver.
薫@辻本祐樹さんは、
おとなしくて何を考えてるのかわからない薫らしい薫。
匂宮@平野良さんは、
ちょっとエグいくらい貪欲な匂宮らしい匂宮。
なんだろう……演じてるのがわかる、というか。
二人に応える女君たち@遠山さんも、
空手の形みたいな…世界を伝えるという印象でした。
この回、舞台の裏側から観るような席だったので、
表情が見えないシーンとかもあって、
なんとなく想像補完というか、もやもやした感がありました。
・・・・・・まあ、これも仕掛けなんでしょうね。なんて思いながら。
■薫@平野良、匂宮@辻本祐樹Ver.
ご本人たちが、パンフのインタビューで、
素の性格に近いと言ってたのがこちらのバージョン。
とってもわかりやすかったのが、匂宮@辻本さん(笑)
もう、ぱぁぁぁっ☆と、憑きものでも落ちたかのようなあっかるい感じで、
これはこれで匂宮の天真爛漫さをよくあらわしてるなあと思いました。
対して、薫@平野さん。
前回の匂宮役が嘘のような、静かに情熱的な印象。
言わば、制約がはずれた状態の二人が、
役に従い、欲にまみれていく姿がなかなかに魅入りました(^~^)
この回は舞台の正面側から観たこともあり、
応える遠山さんも相手の目を見て演技されているのがわかって
前回のVerとはまた違って見えました。
ぜひ両Verを味わって欲しい舞台です。