おはようございます。将棋ばかり注目して囲碁の方は全く存じ上げなかったのですが、ネオさんのコメントを見てハッとなり、調べてみると、井山六冠が、再度の七冠達成を果たしたんですね。一つ失ったタイトルを、翌年に取り返す。これだけでも凄いことなんですが、さらに凄いのはその裏で六つのタイトルを防衛していること。羽生さんが七冠王になったときは、前年に王将を獲れず、その後、六つのタイトルをすべて防衛して、王将戦の挑戦者になって、再度の七冠挑戦だったんですが、やはりもっている方は違いますね。井山さんの圧巻の再七冠ニュースでした。

昨日のエントリーへの早速のコメント、ありがとうございます。確かに、集計作業は大変だと思いますが、皆さんの買い目を通して、その裏にある思いであったり、狙いであったりを感じることが出来ればと思っています。印だけでは見えてこないものってありますからね。どういう風に馬券に落としているのか、そして、どういう方針で6レースに取り組むのか、そこにも大いに注目したいと思います。サムソンさんのように限りなく実馬券に近いものを、というのも嬉しいですし、逆に、企画として考えて、いつもとは違う感じでいくのもありだと思っています。楽しみつつも、本気になれるもの、そういう企画になれば幸いです。ハムさんから指摘いただいた件ですが、おっしゃるように買い目に関しては「馬番」も良いかなと思うんですが、個人的には「印をどう馬券に落とすのか」に興味があるので、印での記載でかまいません。あとは私の参戦についてですが、そこは全く考えておらずで(苦笑)。「vs 管理人」にするのも面白そうだなと思ったりはしました。ただ、そこまでグイグイいくのもあれなので、とりあえず、どうするかは菊花賞が終わってから考えることにします。読者の方に純粋に楽しんでもらえれば、それで私はオッケーですので、これを機にコメントをくださる方も増えればよいなと思っています。是非、ご参加ください。

それでは本題へ。今日は菊花賞の展望をすることにします。


<展望>
まずは菊花賞が行われる京都3000mのコース特性の紹介。

向正面の上り坂からスタートし、3.9mの丘を2度越え、6つのコーナーを回るコース。前半は速いラップになりがちだが、2周目の向正面の坂下までに一息入る。万葉Sと菊花賞でのみ使用されるコースである。基本的には先行有利で、近年は4角先頭の馬の好走が多い。枠の優劣は、内が少し有利な程度。種牡馬はゼンノロブロイ、マンハッタンカフェなどが良い成績を残しているが、サンプル数が足りないため、断定はできない。一方、リーディング上位のディープインパクト、キングカメハメハ、ハーツクライは苦戦傾向。阪神2400mとの相性が良く、中山2200m、中山3600mとはあまり相性は良くない。社台系は不振で、社台F(21.4%)、ノーザンF(17.8%)となっている。非社台系で、内枠の利を生かせる器用な先行馬、またはロスなく回れる差し馬を狙うのがベター。早めに捲って押しきれるタイプも狙い目である。

1 キセキ
2 アルアイン
3 ミッキースワロー
4 ダンビュライト
5 サトノアーサー
6 サトノクロニクル
7 ベストアプローチ
8 トリコロールブルー
9 ウインガナドル

牡馬ラスト1冠を争う菊花賞。コース特性の視点で見ると、ロスなく回れる内枠の非社台系、ここが一つのポイントになりそうですが、とにかく、今年のメンバーは大混戦。パッと見て買いたいと思う馬が見当たらないというのが正直なところで、適性よりも、状態の良さと隠れた能力を見抜けるか、そんな予想になりそうです。長距離戦と言うと、血統のイメージがあるだけに、ここはひたむきブログの血統担当サムソンさんにご教授願いたいですね。

まずは神戸新聞杯2着のキセキ。先週、ハービンジャー産駒が初G1勝利となりましたが、ルーラーシップがそこに続けるかは注目です。母母ロンドンブリッジを見ると「距離が大丈夫か?」となりますが、母父はディープインパクト。父ルーラーシップも、現役時代は2400m以上で実績がありましたし、そこまで心配するほどは…とも思いますが、京都3000mは異質なコース。大外ぶん回しのような大味タイプには流れが向きづらいですし、人気を背負った追い込み馬という点に危うさも感じます。能力があるのは間違いない。ただ、期待と同じくらい不安も大きい。現時点ではそんな感じです。予想1番人気ですが、半信半疑ですね。

アルアインは距離適性は微妙とのジャッジ。前走セントライト記念でも、最後、あっさりかわされていたように、この馬は目標にされたら取りこぼしやすく、かつ、ロスなく回っての立ち回りで勝負するタイプと思います。レース上手であることから、ロスなく回る点において心配はないですが、3000mは長いという見解。距離を持たせるような仕上げ、調教を積んできても、この条件は厳しいのでは、というのが私の見方です。なので、印を回したとしても、◎は打たない予定です。

ミッキースワローは先に挙げた2頭よりも、信頼度は高いという見方です。粗削りの部分はありますが、対応可能というジャッジです。ただ、前走完璧なレース運びだっただけに、あれ以上を期待できるかという点や、再現性の部分での不安はあります。とりあえず、こちらは買える一頭という判断でいます。

ダンビュライトもルーラーシップ産駒ですが、こちらはなんでもそつなくこなす優等生タイプ。賞金足りずの可能性もありましたが、賞金順は17番目で、どうやら出走がかないそうな雰囲気。能力は決して17番目ではないですから、そういう意味では「もっている馬」かもしれません。鞍上は京都得意の武豊ですし、京都大賞典、秋華賞と、非常に良い騎乗をしていますから、再度の神エスコートあるかもしれません。

サトノの2頭は、「なんとも言えない」の一言に尽きますね。非社台系の得意舞台でのノーザンF生産馬で、ディープ産駒とハーツ産駒はやや苦戦傾向。いかにもクラシックを狙った配合ですが、今回は淀野3000m。適性十分とは思えませんし、取捨に悩む2頭と言えます。

ということで、秋華賞に対して、かなり歯切れの悪いコメントが並んだ展望になりましたが、それだけ、どの馬にも、大きな不安がある、そう思っています。あとは自分の目を信じて、過去のレースを振り返ること、そして、調教の動きを見て、状態がどうかを判断したいと思います。今年の菊花賞は穴狙いも十分ありえる、そういうレースという見立てです。

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