レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

「そして3人しかいなくなった?」694

2015-01-29 06:34:59 | 小説

「そして3人しかいなくなった?」694


 すると、
 既に視界から消えつつある毛布状に変身したポンを見た後、
 今度はジョリーが、
 「タケルおにいさん、私と一緒に解読作業に参加してください。
 ジョンとマイケルはバカですから、見張ってないと、
いくら玉様のお願いでも調子に乗って騒いだりして、
逆に解読作業の邪魔になるといけませんから。
 私だけだと、たまに言い返してきますので、よろしくお願いします」
と、
 これまで散々迷惑をかけてきたジョンとマイケルが
本当に白猫の言うように解読作業の役に立つか不安なジョリーがそう言って頭を下げると、
 「俺は全然役に立たないから、
 玉様に任せようかと思ったけど、
 ジョリーさんの言うとおり、ジョンとマイケル、
そして、みつるを解読作業の役に立たせるなら、そうするよ」
と、
 タケルが快く引き受けると、
 ジョンとマイケルは顔を見合わせ、
みつるの方はまだ俯いたままだったが、
 「では、早速ですが、よろしくお願いします」
と、
 白猫が言ったので、
 タケルが、
 「3人ともここで早速やるぞ!」
と言って、今度は順にその肩を叩いたのだった。
 その光景を見ていた、
 信長が秀吉に、
 「今度こそ解読できそうだね」
と囁くと、
 「玉様だけじゃなく、熊さんたちも同意見なら間違いない
と思うよ。
 でも、俺たちのときはダメだったけど、どうするんだろうね」
と、
 早速、例の冊子のあるページを開いてジョンたち3人に見せている白猫を見ながら
囁き返したのだった。

(続く)



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