台北旅7 永康街 King Mango(芒果皇帝) | オッサン日記

台北旅7 永康街 King Mango(芒果皇帝)

(※この記事は2014年5月の台北旅行記です。
 今現在とは状況等違うのでその点ご了承ください)

 

 

 

チェックインできるま時間まであと2時間も時間を潰さなきゃいけないアタシらです。

あと2時間、どーすんだ……。

 

という事実に立ちくらみつつも
どこかの公園で時間がすぎるのをしょんぼり待っているわけにもいかないし(笑)、
ホテルに向かってタクシー移動してるときの小雨もこのときは小康状態で、
普段は歩かないぐらいの距離を、てくてく歩いていく。

うん、時間を潰すのに歩くのが最適なんだね(泣)


南門市場前の大通りから一本入った路地がなかなか雰囲気があったので、
あーでもないこーでもないと、ブラタモリ的に路地裏ウオッチしながら移動。

 

市場を裏手に回って、そこからアプローチすることに

 


あとで知ったことだけど、たまたまこのとき歩いた場所は、
一本細い道に入ると古い日本家屋がまとまってあるエリアだった。

 

再整備されてカフェになったりして第2の人生を歩んでいる家屋もあるらしいけど、
すでに建物が傾いて、朽ち果てつつあるものもあったりするし、
現役で生活に利用されている建物もあったりする。

 

窓にはまっているガラスが往年の模様入りガラス

 


多くは平屋みたいなんだけど、有力者の日本家屋では2階建てのものもあったりして
かなりのノスタルジックが味わい。

 

これはなにかの公的施設としてリノベーションされたらしい

 


 


アタシがこのあたり見た日本家屋の特徴としては、引き戸の玄関だったり、
屋根は角度がつき、瓦で仕上げられているものだったり、

窓の枠が木枠でできていたりして味があるんだよな〜。


通りすがった場末感ありありのこの食堂も、屋根に瓦部分が一部残っていることから
日本家屋の流れをくんでいると思われる。

 

三角屋根+瓦のセットはまず間違いなく旧日本家屋。
ちなみに看板にある「猫耳なんとか」は「猫の耳」ではなく、

小麦粉で練ったやつを薄く伸ばし、小さく猫の耳型にした麺をスープに入れたもの。
パスタのコンキリエのすいとんバージョン

 

 

 


このあたりは台北大学が台北帝国大学だったときの周辺施設だったようで
とくに「青田七六」とかいうやつがリニューアルして見学できるらしいけど
もともと下調べとかしてなかったし、
整備されてきれいになりすぎちゃったものは、あんまりときめかないタチなので
アタシ的には対象外。

 

 


で、また「味のある飲食店」を発見したので写真を撮ってみたり。

もうね、さっきの店といい、こっちの店といい、
営業しているんだかしていないんだか、まったくわからない風体(笑)。

 

勇気を相当出さないと入れない系

 

 

もううらぶれ感がありすぎて、書かれた店の名前すら読めないような状態なんですが
この記事を書くにあたって、写真を眺めてみると
ガラスの扉に書かれた「店名らしきもの」を見つけたので
なんの気なしにさっきググってみたら、この店、ただのうらぶれた店じゃなかった。


2013年に http://travel.yam.com というサイトで行われた
「台湾全土から選ばれた炒飯ランキング企画」において
なんと3位(!)に選ばれた店だっていうじゃないですか。

 

選出基準は
“評選方式為秘密客佔40%網友投票占60%
とあるので、覆面調査40%、ネット投票60% てことなんだと思う。

 

これを書くにあたって、肝心の炒飯がどうなのかなって
軽く調べてみたんだけど、
なんていうかルックスが残念ていうか、あんまりそそられない炒飯なんだわ。
外の看板を見ても、店のイチオシは炒飯ではなさそうだし、
この店の雰囲気を楽しむんだったら、きっと楽しめるとは思うんだけど
あんまり強い期待をして訪れる店ではない可能性が高いように思う。
どういう事情で台湾第3位になったのかねえ?

ちなみに店構えは火事があったとかで、この写真と違っちゃってる。

いまはだいぶ入りやすそうよ。

 

 

そんなわけでね、ほんっと偶然写真撮っただけなのよ。
アタシら下調べしてなくても、けっこーいい観光しちゃってるな(笑)。
 


先に進もう。

 


少し歩くと、永康街って通りに出る。
なんかノリ的には「プチ渋谷のセンター街」ぽい感じで、
若いコ向けぽい装飾のカフェや飲食店や雑貨店が目立つ場所。

 

 

40分ぐらいかけて、ちんたら歩いてきた目的地はここでした。


King Mango(芒果皇帝)

kingが王様なのか、皇帝なのか、ちょっとモヤっとする

 


うん、マンゴーかき氷を食べようと思ったわけよ。
アタシが甘いものを求めるのはレア。

マンゴーのシーズンはちょうど5月ぐらいからみたいなんだけど、
その年の天候で若干左右されるとかで、どうかなどうかな?、と心配したけど
アタシらはマンゴーの季節にインできてたっぽい。

 


で、この永康街にはマンゴーかき氷を出す店がほかにもあるんだけど
 

ライバル店。こっちのほうが手広くやってる感がある

 

 

この日アタシらがこの店を選んだのは、ちょうどキャンペーンかなんかやってて、
マンゴーかき氷をオーダーすると、なんとマンゴーシャーベットもついてきちゃう!
お得ぅ!

 

日本語バリバリでアピール。釣られるアタシみたいのがいるから効果てきめん

 

 

というキャンペーンにつられてここをチョイスしたわけ。
なので他の店でも別によかったんだけどな。

 



たださー、マンゴーかき氷をひとり1個オーダーすっと、
かき氷とシャーベット、両方食べたらお腹冷え冷えんなっちゃわないか?
というかアタシ食べるの遅いんだけど、食べ終える前に溶けちゃうんじゃないか?

どうしようか……。

で、店内を観察したらグループでシェアしてるほうが多い。
っていうか、釜山でも似たようなことがあったっけ……!!
このかき氷は日本の縁日とかで売ってるあのサイズより断然ボリュームが多くて
これを一人で食べたら、お腹タプタプになるし、お腹冷えちゃうよ。

 


店のメニューにはいろんなかき氷が載っていて、マンゴー以外も選べるんだけど
店内の客が食べてるのは全員マンゴー系。
まあ旬がやっときたわけだからね、そりゃそうだろうよ。

 

カウンターの前に、生のマンゴーがてんこ盛り。
この季節はやっぱこれなんでしょうな



カウンターでオーダーするんだけど、
お支払いをすませると、順番が書かれた紙を渡されて、
カウンターにある電光掲示板に書かれた番号が示されたら
セルフで受け取りに行くスタイル。

 


アタシらの番号は971番

 


てわけで、待つこと10分、

マンゴーかき氷 with マンゴーシャーベット

やっぱデカイんよ、ひとりで食べるやつじゃない(笑)

 

 

若者でもないが3人でシェア。
アタシらが丼サイズのかき氷と、それより小さいシャーベットを囲んで
きゃあきゃあ、ワイワイとシェアしているという絵ヅラは
正直カオスだったと思う。反省している。

暑いなか、てくてく歩いてきたので、かき氷がさっぱりしておいしいし、
マンゴーの果肉もみずみずしく、しかしクドくない。

真ん中の白い氷は乳製品系の味で、マンゴーと合わないわけがない。

さらにマンゴー味のアイスクリームも、過剰な香り付けがあるわけでもなく
ひたすらおいしい。
かき氷の上にかかってるマンゴーソースもまた味に厚みを加えていてナイス。



おいしいんだけどね、これ、3人でちょうどいい量だった。
これ以上食べると、お腹が冷えちゃうところだった。

アタシの観察力と経験がサエてたぜ!


知らないとシェアしていいかどうか迷うところだろうけど、
ほんとうはこういうことをガイドブックでも教えてほしいんじゃないかね?

 

 

ふーリフレッシュできた。ごちそうさま