占い師として、どう答えるべきか? | 台灣・台北で当たる占い師として評判の龍羽の開運ブログ

台灣・台北で当たる占い師として評判の龍羽の開運ブログ

政財界・芸能界ご用達占術師兼実業家。25年以上前に現在の中国の台頭を読みきって単身海を渡り、現在は主に台湾でビジネスを展開。台湾の李登輝元総統をも魅了した驚愕の的中率で、貴方をサポート。特に占いを活用しながらのビジネス相談には定評があります。

だいぶ前の案件ですが「?」となったご相談を紹介します。

一つは、51歳の薬の営業のサラリーマン男性。

その彼が、

「もうサラリーマンに飽きたので、そろそろなんか始めたいなぁと思って~
焼き鳥屋でもやろうと思うんですが、僕に合っていますか?」

「焼き鳥屋でも」って、「でも」というけれど、
焼き鳥屋さん、そんなに簡単じゃないです・・・


そしてもう一件の「?」のご相談は、

28歳の一般事務職のOLさん。

「会社、つまんないし、自分でなんかやろうと思うんですけど、
何が合っていますかね?」

「何も合っていません」と言いたい・・・
 


このお二人に共通していることは、

「起業や独立したい」理由が、「飽きたとかつまらない」
と言う現状からの逃げであること。

そして、「何をやるか」に対しても
それまでの経験を生かす、とか
これをどうしてもやりたい、というような信念みたいなものがなく、
「何でもいい」という適当さ。

 


これって、占い以前の問題です。

上手くいかないことは、目に見えている。

 

そして占い師としては、答え方に非常に悩むわけです。

 

だって、起業や独立は、そんなに容易いものではなく、

やはり大変です。

 

それは、20年も経営者をやっているワタシは、実感を持って知っている。

 

しかし、大変ながらも楽しいし、やりがいもあるので、

起業・独立は大賛成なんです。

 

これから起業・独立を考えている人を

どんどん応援していきたいと思っています。

 

しかしですよ、このお二人みたいな方の場合は、

ホント答えに窮してしまう。

 

聞かれたことだけ普通に占って、

 

「あ~アナタは〇〇と△△が合っていますよ、

時期は××頃が、運気が上がっているので、いいですよ、

ラッキーカラーは※※なので、ロゴとか店(オフィス)に使ってくださいね」

 

とでも、言えばいいのか・・・

 

しかし、そもそも起業・独立に対する姿勢が間違っていて、

明らかに失敗しそうなのに、

こんなこと言うのは無責任ではないか?

 

しかし、「起業が合っていますか?」と質問されているのではなく

「何が合っていますか?」

と聞かれているのだから、

 

余計なことを言わずに、聞かれたことだけに答えればいいのか・・・

しかし、それでは占い師のくせに、みすみす良くない方向に行くのを見過ごすのか・・・

 

と葛藤するわけです!

 

結局今回のケースでは、薬の営業マンには、

 

「焼き鳥屋さんは、あまり合っているとは言えないですね~

それに今は時期があまり良くない。今すぐに起業を考えないで、

定年まで勤めて、それから考えてもいいんじゃないでしょうか?」と・・・

 

そして、一般事務職のOLさんには、

 

「まだお若いし、今はまだその時ではありません。

今しばらくいろいろな経験をしたり、学んだりしてください。

その中で自ずとやりたいことが見つかるでしょうから、

その中から選んではどうでしょう?」

 

とそれぞれに前置きをしたうえで、

 

「何が合っているか」という適性やだいぶ先の起業に向いている時期などを

お話ししました。

 

まぁ、どちらも面白くなさそうな顔をして聞いていましたが、

ご本人のためには、これでイイのだ、

 

と自分に言い聞かせました(笑)

 

最近の鑑定は、ほとんどがリピーターさんとご紹介だけなので、

こういう相談をする人は少なくなりましたが、

 

占い師として、「聞かれたことにだけ答えればいいのか」

嫌な顔をされても、「良くない方向にはいかないように諭すべきか」

 

と、悩ましいことが、たまにあります・・・

(結局は、後者を選んじゃうんですけどね~)

 

台湾占い師・龍羽のきまぐれ日記-ランキング この記事が「悪くない」と思えたらポチッと




アマゾン→ http://amzn.to/2nCcKjg