「無明」と「智慧」
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昨日は昼休みに筋トレに行きました。でも体が少し疲れていたのか、思うようにはウエイトが挙がりませんでした。最後の方で背筋が収縮して少し痛みを感じたので、筋トレを中止してすぐに風呂に入りました。こういう時は無理をしないのが一番です。お陰さまで今日は身体の調子が良いです。２日間同じ筋肉を使う運動をしたのが原因だと思います。やはり筋肉を休ませる事が大切だなと思いました。今週だけ歯医者に行ったので、いつもと違うルーチンになってちょっと無理をしたのですね。
ここ最近、急に仕事が忙しくなってきたのも原因の一つかもしれません。でも今日と明日は連休なので、気分的には楽です。まあ水泳に行ったりしてゆっくりしたいと思います。仕事が忙しくなると、一日が分単位のスケジュールになるので、どうしても時間の無駄のないようにと思ってしまって気持ちがゆっくりできないのかもしれません。それが体にも影響するのでしょうね。仏教で言う「心身一如、心と体は一緒」ですね。
本当に無意識のうちに心が体に及ぼしている影響は計り知れないものがあります。心が穏やかだと体の免疫機能も向上してめったに病気にもなりません。その逆も真なりで、日々大きなストレスにさらされていると免疫力も下がり病気になりやすくなります。健康も先ずは心ありきなのですね。先日私のところに来た肺がんの年配の男性が、県立がんセンターで心の状態の話を医者にしたところ、「心と体は関係ありません。」とその三十過ぎの医者が真顔で言ったそうです。その男性はそれでがんセンターに行くのをやめました。
まあ当たり前のことですが、「心と体は関係ありません」などとのんきな事を言っている医者が人間を治せる訳がないのです。その男性がそのような医者から逃げてくる判断は正しかったですね。その医者は自信満々な顔で抗がん剤治療を薦めたそうです。一緒に居た男性の息子が「その抗がん剤は何を原料として作られているのですか？」と聞いたら、いきなりその医者はしどろもどろになって答えられません。重ねて「その抗がん剤を使ってガンが治って助かる確率はどれぐらいなのですか？」と聞いたら「６人に一人くらいです」と言ったそうです。これではまるでロシアンルーレットですね。助かる確率は１６．６％で逆に８３．４％は死ぬのです。しかもその抗がん剤治療は免疫力が落ちてかなりの苦しみが伴うそうです。
ただ健康診断でガンが見つかっただけで、今はぴんぴんしている年配の男性に、「心と体は関係ありません」と言いながら、何が原料になっているのかも知らず、83.4％苦しんで死ぬ確率がある抗がん剤治療を盛んに薦める医者がのうのうと医療の現場に居る事自体、私にとっては驚愕に値します。もしお釈迦様がその場に居たら「無明（智慧がない）」と言っていた事でしょう。その男性はがんセンターから逃げ帰ってきたので、これは「無明」ではないのですね。世間一般でよくやられているように、世の中の常識として「大きな病院の先生が言うことだから・・・」と抗がん剤治療をしていたならば、患者もその家族も「無明」になります。なるほど「無明」が人間の苦しみの根源になっているのがよく分かります。
ちょっと考えれば何が良いのか分かるものですが、ガンと言われて気が動転するとまともに物事が考えられなくなるものです。歳をとってどうせ遅かれ早かれ死ぬのに、医者に言われるがままに、８３．４％の確率で苦しんで死ぬ選択をするのは私には考えられませんね。私は私の命と健康が大切と心から思うので、そんな医者が居るかもしれない病院に行く代わりにスポーツクラブに行っています。これはこれでお釈迦様が言う「因果応報、善因善果、悪因悪果」ですね。原因があって結果がある。「良い種を蒔けば良い結果が得られる。悪い種を蒔けば悪い結果が得られる。」になります。
このように日頃の仏道修行は、ただ坐禅や瞑想をしているだけではなくて、日々の生活や判断に活かされて初めてその成果が発揮されます。だから修行と生活は別ではないし、修行も特別なものではないのですね。いくら平時に知識で分かっているつもりになっていても、いざとなったら気が動転して間違った判断をするのが人間です。いざとなった時にこそ平然としていられる心を仏道修行で創って行きたいと私は思っています。「無明」は人生の苦しみの原因となり、「智慧」は苦しみから自分を救ってくれます。やはり真理を知り、日々の生活の中で実践する事は大切ですね。
合掌
仏光
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