2018年03月06日
3年前の予言に、そだね~
読書の後、「気になるフレーズ」を記録する作業。
書物のなかから見つけるゴーヤー茶の「気になるフレーズ」とは、
ジューシーの中から三枚肉を拾い出して食べるような恣意的なものです。
今日は「こがっしー」こと 古賀茂明著
『国家の暴走 安倍政権の世論操作術』 2014年9月刊
古賀さんは3年半前にどんなことを書いていたのか?
3年半前から何が変わったのか、変わらなかったのか。
最近、窮地に陥っているあの人に焦点を当ててみました。
「自分に同調しない意見には、〈机上の空論〉〈実責任な議論〉とレッテルを貼って切り捨てる」安倍晋三。
「いとも簡単に、しかも、堂々と、嘘をつける人間」安倍晋三。
「膨大な額の官邸機密費や自民党の政党交付金をフル回転させて暴走し
・・・緻密な策略で国民を欺き、そのためにマスコミまで騙す」安倍晋三。
「堂々と嘘をつける安倍晋三」に座布団三枚
「綿密な策略で国民を欺き」に座布団二枚
「自ら中韓との関係を悪化させて国民の不安感を煽り、両国に対する国民の敵意を高めている」安倍晋三。
「閣議ではなく、わずか四人の閣僚で戦争開始の決定ができるNSC(国家安全保障会議)」を作った安倍晋三。
「戦争に至る過程の情報隠しを許し、マスコミの取材活動を制限する特定秘密保護法」を作った安倍晋三。
「米国は正義で、かつ、日本の味方。だから米国の味方は正義だし、日本の味方だ。
そして、米国の敵は日本の敵だと考える」安倍晋三。
「中韓に対する敵意を高める安倍晋三」に座布団二枚
「質問と答えが噛み合わないのだ。安倍総理は、議論する能力がない総理でもある。」
「安倍総理は批判的なことを言われた時・・・何の根拠も示さずに、ひと言で否定する傾向がある。」
「安倍政権の戦略を支えているのは、〈国民は愚かで単純である〉という哲学だ。
具体的に言えば、①ものすごく怒っていても時間が経てば忘れる。
②他にテーマを与えれば気がそれる。③嘘でも繰り返し断定口調で叫べば信じてしまう・・・」
「議論する能力のない安倍晋三」に座布団五枚
「安倍政権が原発の再稼働や核燃料サイクルの維持に強くこだわる最大の理由は、核武装である可能性が高い。」
「私が一番心配しているのは、米国が次の政権になった時だ。
・・・次が共和党政権だとすれば、・・・必ずオバマの〈弱腰外交〉を批判し、
政権に就けば、すぐに戦争の準備を進めるだろう。
・・・その時に日本の総理が安倍氏であれば、むしろ、
日本が米国の大統領を焚きつけて一緒に戦争に行くことさえ考えられる。」
「核武装をもくろむ安倍晋三」、「トランプと一緒に戦争をやりたい安倍晋三」に座布団三枚
「今の安倍政権は、・・・負担を、すべて国民に押し付けようとしている。
企業を守らなければいけないから、残業代をタダにしましょう。
競争に勝ち残らなければいけないから、正規雇用を非正規雇用に変えてコストを下げましょう。
・・・そういうことを言っている。」
「企業のために残業代をタダにする安倍晋三」に座布団二枚
「〈高度な専門職〉で年収が一千万円以上の人を労働時間規制の対象外とし、
仕事の成果だけに応じて賃金を払う制度が導入されることになるだろう。
・・・もともと安倍政権の最大の狙いは、〈解雇をしやすくする〉ことだ。
・・・言葉の上では、
〈時間ではなく成果で測るのです。想像力豊かに良い仕事をしていただくための、新しい仕事のスタイルです〉
と綺麗ごとを言っているが、そのうちに〈残業代ゼロ〉の対象が際限なく拡大される可能性も否定できない。」
「残業代ゼロの対象拡大(裁量労働制の導入)」を3年前に見事に言い当てましたね、古賀さん。
「日本と中国を天秤にかけている他の国々は、日本の経済力が落ち込んでいるので、中国になびいている。
・・・安倍晋三という総理は、中国に勝るとも劣らぬ覇権主義のスーパーナショナリストらしいという疑いが広がっている」
「野党が分裂して小さくなるのは良くないのではないか、と思う人もいるかも知れないが、
私は、そこで各党の政策がはつきりするのなら、むしろ良いことだと思う。」
「覇権主義のスーパーナショナリストの安倍晋三」に座布団五枚
「安倍政権が続く限り、〈改革は二の次、とにかく戦争ができる国〉という今の路線は変わらない。
時間の経過とともに、〈戦争ができる国〉から〈戦争をしなければ生きていけない国〉へと日本は変貌してしまうだろう。
世界の列強国の一つになりたい、という安倍氏の野望のために。」
「安倍総理の言動から察せられる理念の究極部分は、
〈太平洋戦争を侵略戦争と言いたくない。A級戦犯は悪くない〉ということに尽きる。
「戦争ができる国を目指す安倍晋三」、「A級戦犯(岸信介)は悪くないという安倍晋三」に座布団四枚
最後のページでは・・・
「中国や韓国に対する敵意を煽り、中韓が反発すると、
保守層は〈安倍さん頑張れ〉と旗を振って支持率が上がる、という計算をしている。
・・・安倍晋三、習近平、朴槿恵、金正恩のように、国民の外に対する反感を煽って、
その勢いで絶対に譲らないという駆け引きをするリーダーが・・・世界中に揃うと、必ず世界大戦になる。」
「支持率を上げるために中韓に対する敵意を煽る安倍晋三」に座布団五枚
2014年9月 『国家の暴走 安倍政権の世論操作術』 出版の5か月後、
2015年2月に「報道ステーション」で「I am not Abe」のプラカードを掲げた古賀茂明さん。
三年半前にすでに「安倍晋三の本質」を見事に言い当てていましたね。
大喜利番組「笑点」の放送作家でも、こんなみどこなフレーズは思い浮かびません。
このブログ記事は、ゴーヤー茶の読書ノート、読書メモのようなものです。
論文や意見表明ではありませんので、ゴーヤー茶に対する反論やご意見は無用
古賀さんに対する 「そだね~」 とか、「だーるよねー」とか、「だーる、だーる」は歓迎します。
Posted by ゴーヤー茶. at 04:58│Comments(2)
│あの人のこと
この記事へのコメント
まいど
だーるねー!古賀さんの本は読んだことがありませんが、すごい内容ですねー!先週、うちの労組で「働かせ方改革」の学習会をしたのですが、まさに古賀さんの言ってる通りになっていますね。トランプ誕生の予言もすごいです。このように分析できる力を付けたいです。
だーるねー!古賀さんの本は読んだことがありませんが、すごい内容ですねー!先週、うちの労組で「働かせ方改革」の学習会をしたのですが、まさに古賀さんの言ってる通りになっていますね。トランプ誕生の予言もすごいです。このように分析できる力を付けたいです。
Posted by 山猫 at 2018年03月06日 21:55
不思議なのはこんな人物の内閣支持率が50%近くあることです。
古賀さんは名護市長選や11月の知事選についても発言しています。
http://wpb.shueisha.co.jp/2018/02/17/99787/
名護市の若者の多くが、若い候補者に投票したことも気になります。
古賀さんは名護市長選や11月の知事選についても発言しています。
http://wpb.shueisha.co.jp/2018/02/17/99787/
名護市の若者の多くが、若い候補者に投票したことも気になります。
Posted by ゴーヤー茶. at 2018年03月07日 08:27
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