※この記事は過去記事の再構成です
皆さん、お元気ですか。
さて、遠い遠い昔話のはじまりです。最近巷を騒がすおじいさんたちがまだ若かった昭和の時代、PC-8801シリーズというパソコンが存在しました。
当時、まだまだ発展途上の夢の機器「パソコン」でしたが、この使い勝手のよい機種は大流行しました。
その大人気のパソコンと、時を同じく大流行していた「機動戦士ガンダム」。その絶頂期同士が融合し、1983年にゲームが登場ます。
機動戦士ガンダムPART-1
ガンダム大地に立つ
なんともぐいぐい心を惹かれるタイトルです。それでは早速、その画像を見てみましょう。
おお。
意外と忠実に再現しています。機種の性能上、色づかいが少ないのは、この際しかたないでしょう。
しかし!
この広告に載っている画面に惹かれ、嬉々として購入した少年たちに、このゲームは。
容赦なく襲いかかるのです。
それでは、ゲームをスタートしてみましょう。
???
何やら亀の歩みのごとく、そろーりそろーりと緑色に塗られていきます。
あ。
なんとなく見えてきましたが、わずかここまででかかったのが。
1分超。
ただひたすら待つのです。漫画を見たり、煎餅を食べたりしながら。
コンビニ行って、カップラーメンでも買ってこようかな。そんな逃避願望が頭をもたげた頃。
ここまで1分30秒。
しかし、この画面は一瞬で消え。
また始まるのです。
忍耐が試されているのです。と思いこんでみるのです。
カップラーメンが出来上がるのは待てない絶妙な間を提供する、サディスティックな奴。
少年たちの戦意は、こうしてくじかれるのですが。
更なる試練。
人生の厳しさを教えてくれるゲームです。
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