諸君、ご壮健かな。
木曽福島駅から二駅。
宮ノ越駅。
誰もいない無人駅。そこはかとなく寂しいこの地になぜ来たか。それは。
木曽義仲公、旗揚げの地。
「鎌倉殿の13人」を食い入るように見てた私としては、木曽義仲が平清盛のいる京から距離を取り、巴御前とともに隠れ住んだここに来たかった!
今ですら豪雪で住むのが大変。
平安時代末期、まだ交通網が発達していなかった頃。このような山奥にいたら見つかるはずもなく、また京の人々からは粗暴にしか映らなったろう。
木曽義仲の育ちの不幸に思いを馳せる。
そして少し歩くと。
木曽義仲館。
ここをくぐると。
木曽義仲と巴御前の像。
義仲が戦死した後、和田義盛の妻となった巴御前。現代の感覚からすると何となく違和感があるが、ともかく入るとするか…て。
まさかの3月まで休館!!!
ガガ、グググゥ、チクショー!
自らの迂闊さを呪うがいい。というか調べろ、何をやっている!ジーン!デニム!スレンダー!←現実逃避
中を覗いてみると義仲と巴。
義仲のあとが義盛…滅びの相を持つ男に惹かれるのか、不器用な男に好かれるのか。
うーん…。
というか、春休みの日曜日に締めるってどういうことだ!
商売っ気がないというか…クゥ!
こんなにも推してるのに…。
こんなにも推してるのに!!!
ええい!これが宮ノ越の性能というものか!
しかし。
次回、私の心を癒す素晴らしい地に辿り着く!
(つづく)