諸君、ご壮健かな。
さて、天下分け目の合戦。
関ヶ原。
この男臭い映画を観に行くのは、私のようなオサーンばかりかと思ったのだが。
女子率高し!
横向けばオフィスレディ、前向けば女子大生、目を閉じれば田舎のおふくろ……(←言っていることがおかしい)
やはり歴女などと言われているように、女子の歴史好きは進んでいるのか。
(ここから少しネタバレ?)
モグモグ。
石田三成と徳川家康の豊臣秀吉後の主導権争い。しかし、二人の内面は少しちがう。
三成は秀吉の築き上げた平穏を守ろうとする。秀吉はもういないのに。結果、建前や論理が先行してしまう。
しかし家康は、強烈なカリスマで人を惹き付けた太陽はしずんだとわかっている。だからこそ自らが新しい太陽となり、人の心を掴んでいく。
哀しいが秀吉を継承したのは家康だった。
豊臣を守るはずが、いつしか恩顧の武将や秀吉の親族まで離れていき。戦術では三成が全て読みきっていたものの、心が離れた武将たちはその通りに動かず、敗北する。
こんな心がわからない三成なのに、凄く魅力的。主役の岡田准一のカリスマなのか……。
あ。
人間、誰もが心に突き動かされるのだ。
特に前のめりだったおばあちゃん。
さて次は。