人物評
機動戦士ガンダムシリーズの、特に宇宙世紀の主人公は、どこかに闇を抱えていた。
アムロ・レイは人として大人になるものの、どこかに逃亡したり、白目を向いたり繊細で後ろ向きな悩み方をする。
しかしバナージ・リンクスは違う。なんでなんだ！俺はこうしたいんだ！少年の青臭さと、力強さが混在して、まっすぐに伸びていく。
だからこそ、生きてニュータイプの戸口を越えられたのかもしれない。
どうでもいいが福田明日香や加護亜依にもこのすくすくさがあったら、そう思うと残念でならない。しかし安倍なつみはすくすく育ったのにどこかへ行ってしまったことを思いだし、あ、モーニング娘。自体が……（以下、どうでもいいので略）
愛機
ユニコーンガンダム
略歴
- シャア・アズナブルとアムロ・レイの最終決戦から数年後。当時は16歳。
- インダストリアル7コロニーのアナハイム工業専門学校の学生。ビスト財団の当主カーディアス・ビストと、アンナの間に庶子として産まれた。
- 当初は母がビスト財団の勢力争いに巻き込みたくないと父と離れて暮らすが、母の死後に誰かわからない父の庇護のもと、インダストリアル7に越してくる。
- 彼は日々の生活の中で、絶えず「ずれ」を抱いていた。その時、オードリー・バーン（ミネバ・ラオ・ザビ）が現れ、戦争を阻止しようと奔走する彼女と行動することで生活に実感が湧き始めた。
- その後、宇宙の秩序を崩壊させる「ラプラスの箱」を巡るジオンの残党「袖付き」と連邦軍による戦闘で父カーディアス・ビストと再会し、自らの父と知り箱を開く「鍵」である「ユニコーンガンダム」を託される。
- 敵であるはずの袖付きのジンネマン、マリーダ・クルスなどの、戦争の傷を抱えながら力強く生きる姿を見、バナージは成長をしていく。
- そしていつしか、彼が道標となった。
- 彼は曾祖父サイアム・ビストから「ラプラスの箱」の真実を聞き、人類の可能性を信じて「ラプラスの箱」を全世界に開示することを決断する。
- しかし結果、それを阻止し「ラプラスの箱」を手に入れたいフル・フロンタルのシナンジュとユニコーンガンダムで交戦。リディ・マーセナスのバンシィとともに戦い、勝利する。
- だが箱の内容が漏れると存在が危うくなるビスト財団と連邦軍により、全て吹き飛ばすコロニーレーザーの一撃が二人を襲う。
- バナージとリディは、サイコ・フィールドを発生させ、命をかけて無効化させることに成功する。
- しかし、バナージはユニコーンと完全に一体化し、新たな存在となってしまった。連邦のMSたちを停止させてしまうまでの力をもち、遠くへ旅立とうとする。
- それを阻止したのは、ともに戦ったリディやオードリーたち。その仲間たちの声で、彼らがいるからこそ自分があるのだと気がつく。
- こうして「ずれ」のない、仲間たちの世界へ帰っていく。
- そう。
- 大好きなオードリーのもとに。
- （過去の人物伝 もくじ）