こんにちは、さくらです。
今回は公立入試の教科別特徴<理科・社会>です。
さっそく理科から見ていきましょう。
平成26年度の平均点
前期 43.9点 後期 54.8点
理科は23年、24年は前期・後期とも平均55点を超える易しい問題が続きました。
しかし、25年から一転して前期の平均が50点を割り、前期と後期の難易度の差が明確になっています。
前期 90点以上 1% 80点以上 4% 70点以上 14%
後期 90点以上 3% 80点以上 13% 70点以上 27%
グラフを見ても前期と後期はまったく別物であることがわかるでしょう。
前期は英語のグラフに似ていますが、80点以上でグラフがつぶれており高得点が難しかったことがわかります。
上位生にとって理科・前期は、国語や数学と同じように容易には90点以上が取れない問題になっています。
後期は国語・後期のグラフに似ていますが、前期とは逆に80点以上がふくらんでおり高得点が可能だったことがわかります。
続いて社会です。
平成26年度の平均点
前期 48.8点 後期 60.0点
前期 90点以上 2% 80点以上 9% 70点以上 20%
後期 90点以上 6% 80点以上 20% 70点以上 37%
社会も前期と後期とはまったく別物のグラフになっています。
前期は理科のグラフに似ていますが、理科よりも平均点付近がふくらんでおり、やはり90点台はつぶれています。
後期はグラフの山が大きく右に寄っており、平均点が高かったことがグラフの形にも表れています。
前期とは異なり、しっかり勉強していれば90点以上も狙える問題だったといえます。
社会はほぼ100%暗記の教科なので、学習量の多い上位層では80点台の得点は難しくありません。
しかし、前期では嫌らしい出題もあり、細部まで確実な知識がないと90点以上の得点は容易ではありません。
(社会が得意で「特に勉強しなくても90点は取れる」というタイプの生徒がやられる傾向にあります)
暗記系教科である理科・社会は公立入試では得点源になる教科です。
公立入試は理科・社会の出来で決まるといっても過言ではありません。
十分すぎるくらいの問題演習を繰り返し行って、確実な知識を身につけてください。
次回はまとめとして5教科合計編をお送りします。