6月25日(日)に高校入試説明会を開催しました。
有料の説明会にもかかわらず14名の方にご参加いただきました。
予定時間を少しオーバーしましたが、使える情報が提供できたのではないかと思います。
トピックス 公立高校入試の結果
こんにちは、さくらです。
千葉県教育員会のホームページに「平成29年度千葉県公立高等学校入学者選抜学力検査の結果」が掲載されています。
これには公立入試の「平均点」「設問ごとの正答率・無回答率」「得点分布グラフ」などが掲載されています。
過去3年間と平均点を比較してみると
《前期選抜》
国語 社会 数学 理科 英語 5教科
2014年 52.3 48.8 52.6 43.9 54.2 251.9
2015年 48.5 58.1 46.9 57.1 55.9 266.5
2016年 57.0 56.6 47.4 46.3 50.3 257.5
2017年 60.8 53.8 51.4 56.4 53.7 276.1
《後期選抜》
国語 社会 数学 理科 英語 5教科
2014年 57.6 60.0 52.8 54.8 55.5 280.7
2015年 55.9 64.2 57.1 62.4 54.5 294.2
2016年 56.7 62.1 57.9 51.0 60.9 288.7
2017年 67.2 61.6 58.8 61.6 57.7 306.9
前期は前年より5教科平均点が18.6点も上がりました。
目立つのは理科の易化と国語のさらなる易化です。
理科は前年難しかったので予想できましたが、前年易しくなった国語がさらに易しくなるとは思っていませんでした。
これだけ平均点が高くなっていると、国語の出来がずいぶん合否に影響したでしょう。
5教科合計では得点分布グラフを見ると、今年は450点以上の得点者もわずかながら存在しています。
もっとすごいのが後期です。
後期も5教科平均点が18.2点上がり、ついに300点を超えました。(もちろん前期・後期を通じて初めてです)
2013年からの「前期は難しめ、後期は易しめ」という流れは継続されています。
後期でも国語と理科の易化が今年の特徴だったといえますが、国語の67.2点は驚愕です。
2015年まで、高得点が難しく80点以上が数%しかいなかった教科とは思えない変わりようです。
5教科合計のグラフを見ると450点以上の得点者が2%ほど存在しています。
2%で330名ほどになりますが、これは県船橋の受験者数(301名)を超える人数で決して少なくありません。
上位校では高得点勝負となり、わずかなミスが命取りになったでしょう。
いずれまた、正答率や得点分布の分析もまとめてみたいと思います。