イタリア的結婚式…長い夜withボン…と異文化考察（笑）

というわけで、今週も結婚式＆披露宴。

アグリジェントまで片道約3時間ほどかけて、

行ってまいりました。日帰りで～！

夕方からお式→写真ツアーからの披露宴。

アペリティーヴォをしながら、

花嫁花婿を待つこと・・・数時間・笑。

今回は、しっかりボン先輩も参加させていただきました。どれだけ長くなるかわからなかったし、お留守番はカワイそうかな。と判断。あんまり大勢の人混みに連れて行くと、ボンちゃんもカワイそうなんだけど、ポツンとお家で待ってるよりは一緒にいた方がいいかな？ってことで。

どんな騒ぎを起こすかちょっと心配ではありましたけども～。

約300名ほどの招待客で熱気ムンムンの披露宴会場で、意外にも大人しくしていたボンさん。。。

どうしたんでしょう？

食事が始っても、全体的に静かにしていたのは、

なぜでしょう？空気読んでたのかしら？

ワーワー騒ぐ人もいなかったし、子供もいたけどむやみやたらに触ってきたりするマナーの悪い子はいなかったし、犬好きな人たちからチヤホヤされて、それなりに落ち着いた雰囲気を感じ取っていたのかもしれません。賑わいと騒ぎの違いが、犬は敏感に感じ取るのかも。

お料理は、こんな感じでアンティパストからプリモ2種、そしてセコンドのフルコース。

写真はイマイチだけど美味だったのが何より！マグロやカジキやエビやマテ貝やなんやかんや全部お魚ベースの料理が、21時頃から始まって、延々・・・延々・・・と続きました。

プリモ２皿目の古代小麦のパスタの強靭な弾力に挑む力さえ、もはや残っていないような状態でしたけれども、そんな最中、アナタ、ダンスですよダンス！１皿が終わるごとに、ダンス！

いやはや食べて踊るの繰り返しで、盛り上がり続けるその体力には、相変わらず感心しました。ホント、イタリア人スゴイ。

こういうね、（日本人的感覚から見た）常軌を逸した体力っぷりを見せつけられるたび、なんでしょうかね、底力が違うっていうんでしょうかねぇ。普段から、美味しくて栄養たっぷりのゴハンを食べて、太陽の下でしっかり休んでる人は、細胞のひとつひとつが元気なんでしょうかねぇ。第二次世界大戦で、よくまあ肉を常食する民族と戦ったもんですよ、お米と野菜で。なんてことをね、毎回思うわけですよ。こーゆーパーティに参加するたびに。

踊る主役二人。

とってもシンプルながら、動けば動くほど、その裁断や縫製の良さがわかるというか、身体の動きにピッタリ寄り添って、常に美しいカタチを創る美ドレス。。。がとても素敵でした。

アクティブな雰囲気の友人にも合っていて、座ったままでもないし、お色直しもないですが、いかにもパーティの主役って感じで、動き回ることを想定したドレスはカッコよかった。

ドレスは、舞踏会文化のある西欧の服装なんですねぇ。明治時代に鹿鳴館で踊った女性たちは、なかなか勇気のある人たちではなかったでしょうか。女性がこんな動き回るなんて、ね。相当な衝撃だったことでしょう。

日本もねぇ、オフィシャルに西洋文化を取り入れてからまだわずか150年くらいじゃあないですか。日本人の順応力ってスゴイですね。とはいえ、まだ150年。異文化は異文化なんですよ、ええ。ああ、畳に座りたい。舞踏会も素敵ですけれども、それより温泉に入って浴衣でフカフカのお布団に、バサッてやりたいなぁ。なんて、脳内妄想が果てしなく明治まで遡り、そして遠くのアジアを目指して羽ばたいて行ってしまった頃、

コタツ体験してる生き物が一匹。

そうね、そこが落ち着くのねwww。

ほんのり暖かいコタツから顔を出して、顎を乗せる。自ら選んだリラックスポジション。本能ってスバラシイ。

そうして、ブーケトスとケーキ入刀からのケーキブッフェに移動したのは、かれこれ夜中の1時過ぎ。

真夜中だというのに、チョコレートフォンデュタワーや、ジェラートや、カンノーロやカッサータや各種スイーツに群がるハイテンションな外国人に紛れつつも、なんとか大和魂を振り絞り、チョコレートがけクレープをゲットし、寒さのあまりたちまちカッチカチ―になっちゃった（夜は急激に気温が下がります）チョコレートをフォークでガシガシ削りながら食べ終えて、一応、食後酒なんかも飲んだりなんかしながら、新郎新婦への長い挨拶行列を待ち、熱い抱擁と共にお祝いの言葉をかけて、ミッション・コンプリート！

もう2時過ぎてますよ！

ピンキー、濃い目のエスプレッソを2杯注入し、いざ、帰途へ～！

満点の星空の元、半分気絶しかけながらシチリア内陸部を走り抜け、5時近くに我が町パレルモに到着したのでした。

鳥が鳴いてますがな・・・。

美男美女を見て目の保養になったし、素敵な結婚式＆披露宴で楽しかったけど・・・超絶グッタリ・・・して、まだ回復せず。本日もボンヤリしてます。キヨーレオピン飲まなくちゃ。