みんなの勝利 | 朱鷺の“人生七転び八起き”

朱鷺の“人生七転び八起き”

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平昌五輪のスピードスケート
女子500メートルで小平奈緒選手が金メダル。
ここまでの記録をみれば、予想された
金メダルだったと思います。
しかし、何があるか分からないのが、
五輪の魔力・・・でしょうか。

運がある者が勝ったのか。
強い者が勝ったのか。

期待されながら実力を現すのは
それまで、何をしたのかが
試されるのかも知れません。

アウンの呼吸。
相手が何を言いたいのかを
感覚だけで受け止める世界。
ギリギリの一体感。

自分が無い。相手が無い。
境界の曖昧な中で融合されている。

小平選手の言ったことの中で
心に残った話があります。

ともにスケートで切磋琢磨した友人の
「奈緒が金メダルを取ったら自分が取ったと同じ」
と言った言葉で、気持ちが軽くなった。

まあ。いわば
組み体操で、一番上に乗ったからって
その人の勝利ではないんですね。
当然なんですけど。

上に乗せてくれた人たちがいる。
自分は、その人たちと一体。

極限の集中力と、仲間たちや恩師と育んだ
独特の感覚が生んだ会心のレースでした。
金メダルは、ひとつの結果。

小平選手が試行錯誤の末に手にした感覚は
この先、次代を担うスケーターたちに
技術とともに伝えられるでしょう。

点と点が結ばれて、帯になる。

勝利者が、みなさんのおかげ。
みんなのメダル。
歓喜の中で自然に飛び出てくる言葉。

ほんとうに、感謝しかないんでしょうね。