海外パイロットの健康保険 | プライベートジェット機長が見た「超」大富豪の投資の世界

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Captain Kayが、日本では決して見ることができない世界へあなたをいざなう。

最近、私の周りのパイロットたちが騒がしい。

それは会社で加入している健康保険のことだ。
ちょうど今月、その切り替えが来るので切り替え後、どうなるかということを聞いての騒がしさだった。

うちの会社で働いているパイロットはほとんどが欧米人で、その大半はアメリカ人だ。




ちなみに中国で働くパイロットの第一マジョリティはアメリカ人で第二は韓国人だ。

さてその健康保険だが、私も当然加入している。
その保険は世界中をフライトするという仕事柄、全世界で使えるプランになっており、外国人が行くほとんどの病院でキャッシュレス、負担ゼロで受診が可能になっている。

中国人は中国政府主導の保険(医疗保险)があり、ほぼ全国民が加入している。
日本の国民健康保険みたいなものだ。
ところがこの保険はローカルな病院(人民病院など)でしか使えない。
このような病院はローカルの人たちが行くので自己負担分もかなり安い。

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外国人が行くような病院(プライベートホスピタル)はこれらの病院に比べ診療費がとても高価だ。
(ローカル病院に比べ5倍から10倍)

だから外国人専用の保険がないと診療を受けづらい。
中国人でもこのような病院に来るのだが、彼らは高価であるにも関わらず100%自己負担で治療を受けていたりする。

中国は医療費の二重構造があるのだ。

さてその健康保険。
今年になってその保険料の値上がりが異常なのだ。
昨年に比べ30~40%の値上がりを見せている。


私の会社が使っている保険会社はアメリカの会社であるのだが、そのアメリカで大変なことが起きていて、そのせいで保険料が大幅に上がっているのだ。

その大変な事とは皆さんもご存知の通り「オバマケア」と呼ばれる「Affordable Care Act」というシステムのせいだ。
日本では考えられないが、歴史的にアメリカはたくさんの無保険者がいる。その無保険者を強制的に保険に加入させるのが今回のシステムだ。
そのため、今まではコストが上がるという理由で保険会社が断っていた人も保険会社に加入しなくてはならず、さらに政府からの要求事項も多くなり、保険会社にとってコストアップにつながっている。

中国にいながらもこのアメリカの変化の影響を受けることになった。

まさに経済はグローバルなのだなと感じる瞬間だった。

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