ロシアで私の中で奏でていた曲
(ずいぶん古いイメージやな....)
(この連れ去られそうな異国情緒がまた良し....)
さて、ロシア料理を食べている間に判明したこと.....
(わからない人は前回の記事を読んでね!↓)
同乗してきたメカニックの機体チェックにより、故障している箇所が実際どこなのかが判明。
そしてその対応策は「その故障したパーツの交換」ということだという。
なにかを調整したり、部品を他の部分とスワップ(交換)したりという対応ではダメだということだ。
じゃあ、そのパーツをどう手に入れる?
プライベートジェットの運航というのはエアラインのそれとは当然異なり、常に同じところに定期的にフライトしていないため、その訪問地に自社のスタッフやサポートがあるわけではない。
そのため現地にあるプライベートジェット運航支援会社と契約を結び、現地で何かあった時には彼らのサポートを受けることになる。
そのサポートというのは通常の問題のない運航をベースに契約していることがほとんどのため(トラブルというのはなかなか起きないため)、このようなトラブルを抱えて特別なサポートが必要な時には新たに追加の契約が必要になる。
まあ、簡単に言えば、お金をちゃんと払えますよ、という確約がない限りサポートを得られないのだ。
普段から付き合いのある会社同士なら信用で融通をしてくれることもあるだろうが、ここはモスクワ、それほど頻繁に来るところではない。
ということでわが社の本社とその現地プライベートジェット運航支援会社との交渉、契約がまずは第一ということになる。
次はパーツをどのように手配するのか?
予算と調達時間をオーナー側と相談してどの方法を取るかを決めなくてはならない。
そしてそのパーツがモスクワについた時の税関の手続きがどうなるかがまた問題となる。
航空機のパーツというのは小さいものでも一つ数百万円したりするものだ。
そして一般の消耗品というわけではないので安全上の検査も必要だし、到着国によっては税関上の問題が生じる可能性がままある。その問題は世界中の国々で法律も異なるし、習慣も異なる(賄賂を要求されるような国もあるとか.....)ので、現地のスタッフと協力して慎重に進める必要がある。
やはり現地にあるプライベートジェット運航支援会社の協力なしではうまく行かないのだ。
以上のやり取りがありながらこのブログを書いている現在、まだパーツのモスクワ到着を待っている状態だ。
ロシアに入国して約1週間経過している。我々のタイムリミットはビザの関係上10日間までだ。それまでに修理が完了して出発できる見込みができない場合は一度ロシアから出国しなければならない。
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ということでアクシデント的にモスクワで時間ができたので寒いけど(0℃~マイナス5℃、雪ね)少しモスクワ観光。
赤の広場が爆破されたと聞いていたので自分の目で確認しに行く。
あ~、よかった。爆破されてなかったみたい。
あれ、これ、映画??(笑)
もう一か月早く来れたら外での観光も快適だったんだろうけど、今のシーズン、亜熱帯の住民である私にこの寒さはキツい.....
でもモスクワの人たちって強いなあ~。
こんなに寒くても外でブランコで楽しめちゃうんだもんね。
あんまり寒いんでモールの中にいました(笑)。
さて、ビザのタイムリミットまでにパーツが無事装着され出発できるだろうか?
今週末に山場を迎える!!
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