よく一緒にフライトをするパイロットが最近、あらためて中国の身体検査を上海に受けに行ったそうだ。
中国の身体検査基準って結構厳しかったりする。
実は彼、今年になって60歳を迎えたところ。
最近、世界的なパイロット不足のため60歳を超えてもパイロットとして業務を続けることができる。
「健康であれば」という条件がつくが。
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日本でも同じであるが、パイロットが60歳を超えても乗務ができるように身体検査資格を維持するためには、60歳未満のパイロットが受ける基準よりもさらに追加された基準をパスしなくてはならない。
年をとってくると体のあちらこちらにちょっとした異常が見つかるものだ。
わかりやすいもので
肥満
高血圧
高コレステロール
結石
視力の低下
等。
だからより厳しく検査をしなくてはならない、ということ。
20代、30代では問題なく身体検査基準をパスできても40代に入ると人によっては引っかかる項目もでてくるし、50代だとその数も増える。
60代で通常のパイロットの身体検査基準をパスするというだけでも大変なのに、付加検査までパスしなくてはならない。
それはそれは大変なことだ。
そんな通常検査、付加検査をパスして身体検査資格を得ている彼を見て考えさせられた.................
「人生の勝ち組ってなんなんだろう?」と。
「人生に必要なのは、勇気と想像力と、ほんの少しのお金」
と言ったのは、かの喜劇王チャールズ・チャップリンだ。
最近、私としては
「人生に必要なのは、健康と仕事と、ほんの少しのお金」
なのかな?なんて考えてる。
「そしてそれを死ぬまで継続できる粘り強さ」
が最後につく。
(チャップリンと違って言葉が凡人だね、私................笑)
私の父は他界して10年以上経つが、母はまだ健在だ。
80歳を超えているが脚が少し悪いだけで父が死んだあともボケずに元気に過ごしている。
父は昭和ひとケタ世代で典型的な亭主関白タイプだったため、若いころを含め結婚生活は大変だったらしい。しかし現在は一人暮らしを謳歌していて毎日自由で楽しそうだ。
父が残した家と安定した年金が入ってくるため、へんに贅沢をしなければ生活に困ることはない。
親戚内では母と同じ世代がほとんど他界しているのですっかり寂しくなってしまったのであるが、私から見ると母は勝ち組なんだろうなあ、って思う。
若い時には亭主関白な父についていき、我慢を強いられたんだと思う。離婚を考えたのも一度や二度ではなかったと言っていた。
でも結局、人生の最後の方で楽しい時間を過ごしている。
先のパイロット氏も付加検査を含めた身体検査をパスし、60歳を過ぎてもフライトをしている。
もちろん、それがいつまで続くかは神のみぞ知ることだ。
でも60歳より前でも身体検査基準をパスできないパイロットたちをたくさん見ていると単純に彼を誉めてあげたいと思う。
若い時は健康であっても怪我や病気で健康を損なう人がいる。
若い時に莫大な資産を築いてもそれをなくす人がいる。
それとはまったく逆の運命をたどる人もいる。
私は、
ものすごい偉業を達成することはできないかもしれないが、
楽しんで仕事ができるような健康を維持しながらほどほどの太さの人生を、母と同じような年齢まで継続できればいいな、と思っている。
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