今年も昨年同様よろしくお願い申し上げます。昨年の師走、娘と二人で東京に旅行に行きました。
尊敬しているイタリア人の神父様が、喘息の発作で入院しているとお聞きして心配していたのですが、退院なされたとのことで急遽東京に行くことにしたのです。
年末も押し迫っての日程なので、どうなることかと心配していましたが、東京の品川Pホテルに泊まる予定を組んでいただくことができました。
行きはJRの予定のコースで、帰りは流石に座席が空いて無いとのことで新幹線のグリーン車に乗ることに決まりました。
主人は、そのホテルを田舎者が泊まるところではないと話し、東京出身の娘の旦那様は、そうだそうだと頷いていました。
どんなホテルだろうと心配しながら、東京に出かけましたが、私たちの泊まる部屋は家族の予想に反して簡素な小さい部屋でした。その清潔に整えられた地上24階にあるとても過ごしやすい部屋でした
窓から見える景色は、品川駅の真上が見えてその大きさにびっくりしました。やはり中心的な駅なのだと納得しました。
窓からあちらこちらと目線を移していくと、なんと東京タワーが見えました。
何度となく東京に行くことがありましたが、何故か一度も東京タワーを見ずに大分に帰っていました。
その憧れの東京タワーが、見えたのです。思っていた姿よりも美しく心弾みました。〝うれしいー〟の一言でした。
長年見たいと思う心が、この瞬間に出会うことに繋がったように思います。
今回は、初めて旅行に見物を入れました。寅さんで有名な(私の中で)浅草に行き、せんべいを食べて、旅行者の写真撮影を横から写させていただき、そこまで行く駅からの階段の多さに驚き、またその階段の手すりを使わずに上り下りできたことに、歩く自信を持ちました。
夢かなった東京、父親のように慕う神父様の元気な姿に安心して帰路につきました。グリーン車はゆったりとした空間で、幸せを感じました。
帰り着くと次の日インフルエンザで高熱を出した娘に、どこで菌を頂いたのと心配しつつ新年を迎えました。
さあ、次の私の夢は何にしようかな・・・・。
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