ひだまり

あなたの心に暖かいおひさまの光がさします様に

劣等感

2018-03-02 16:00:54 | 第六章・螺旋状に上昇する意味


春の嵐も過ぎ去って、昨日とても良いお天気でした。

時折、嵐の名残のような強い風が、吹き去っていますが、春の心地よい到来のようで、心は薄いピンク色のように和んでいます。

孫が、先ほどまで来ていました。「ひらがなが書けない」とママに話しているのを、聞きながら遠い昔を思い出しました。

孫のひらがなが、書く事が出来ないのは、彼が経験してきたことからの問題だと娘が話していました。枠の中にきちんと書くことへの恐怖心は、どの様な過程でそのように思うようになったのか、不思議でたまりません。小学校1年生の普通の事が、出来なくて学校を休む孫の心の不安感を、良い方向へと向かう事が出来るのか、娘の悩む姿を見て、私も心が痛みます。

昔々、小学校の高学年だったと思うのですが、図工の時間に粘土細工の作品で、人の顔を作りました。側にいた同級生から、その出来栄えの良さを褒めていただきました。うれしく思っている最中に図工の先生から、その子たちに「上手いと思うか」と聞き返されたのです。そのあとの言葉は、忘れましたが、否定されたその思いは、今でも心が痛くなります。

30代まで、色々と絵を書いたりしましたが、絵に対する私の中にある理想が高く、途中で書くことをやめてしまいました。そんなことを、繰り返して益々絵に対しての劣等感を深めてしまいました。

今、そんな出来事も忘れていました。
孫の事で、再び思い出して、生き甲斐の心理学の理論を使いながら、考えて見ました。

絵が好きか嫌いかを、意識して考えてみると其のころ周りの人たちから、上手だと褒められていましたが、私自身は、そこまで好きな事ではなかったのではと思うのです。

それにふと気が付いたのです。その先生は、その粘土細工に批評してくださったのですが、絵について否定された訳では無かったのです。それなのに、この年になるまで、私の作品すべてダメだと思い込んでしまったのです。

孫もどのような状態で、その様に感じる事になったのか分かりませんが、「漢字ノートの枠から字が、はみ出しても大丈夫だよ」と、ばあばの、失敗談を話して聞かせたい思いが湧いてきます。

私の場合は、私は絵を書くことが、ダメだと思い込んでしまいましたが、孫は、その様な劣等感で、過ごすことのない様に、枠からはみ出しても、汚い字でも失敗することは、悪い事ではないよと教えたいですね。失敗から学ぶことは、大きな力になる事も伝えていきたいと思います。

私も下手でよいから、少し絵を書いてみようかな。

60の手習い、あるよね。少し過ぎているけどファイト。



ブログランキングに参加しています。ワンクリックお願いします。
人気ブログランキングへ

最新の画像もっと見る