どんどん寒くなる季節です
そろそろオフシーズンとなる人も少なくないんじゃないでしょうか？
という事で
一緒に楽しい時間を過ごした道具たちの手入れの時期になりますね
ガンガン使ったリールたち
そのまま仕舞い込んでませんか？
特にフライリールは水に浸かる事が多くありますのでメンテナンスは欠かせませんよ
ちゃんとグリスは残ってるから大丈夫
なんて思っていませんか？
とりあえずグリスを足しておけば大丈夫
なんて甘く思っていませんか？
水没したリールのグリスには水の中にある不純物が混じってる可能性が非常に高いんです
（ベイトリールはたった１回の水没でジャリジャリする事もあります）
一見、キレイな川の水にも色々な不純物は混じっています
川の石が丸いのは流れで転がって削れるからですよね？
削れた石は微粉末となり水に混じって流れています・・・・・・でしょ？
それらはグリスやオイルに混じってしまい
まるでコンパウンドみたいになってるって考えたら怖くないですか？？？
金属同士が擦れあって減ってしまうのを防ぐ油脂類ですが
コンパウンド化してしまっては何の効果も期待できません
むしろ逆効果にさえ思えてしまいます
が、ドライで動かすのも言語道断ですね
なので定期的なメンテナンスが必要になるんです
とりあえず分解が難しくないリールは
ラインは全て抜き取り、グリスはキレイにふき取り、キレイに洗浄しましょう
洗浄はぬるま湯で中性洗剤で落ちます
落とせない場合は灯油を使ってブラシでキレイにしてから中性洗剤で洗うと良いです
ちなみに当社でお預かりして洗浄が必要な場合は上記の方法で洗浄しております
溶剤を含むクリーナーはキレイになりますが材質によって悪さをする事があるので注意が必要です
特にオールド系の黒鉛塗装のリールは法度ですので気をつけてくださいね
どんどん塗装が落ちてしまいます
キレイに洗ったらただちに乾かしてください
ほっておくと錆びますよ・・・・・
エアブローが可能ならした方が無難ですが
細かい部品が勢いで飛んでいってしまわないよう注意が必要です
乾いたら給油ね
グリスが必要な場所にはグリス
オイルの方が向いてる場所にはオイル
グリスは色々な粘度のものが売られているので数種類使い分けると更に良いです
とりあえず水に強くて溶剤を含まないモノがおススメです
バーミンガム等の分解が少し難しいタイプは
それなりに覚悟を持って望むか専門の業者に頼んだ方が無難です
フレームがワンピース構造のリールは組み付けにコツが必要なモノは少ないですが
ボグダンみたいに内部構造が複雑なモノはおススメしません・・・・
フレームがバラバラになってしまうタイプはクリアランスを気にしながら組まなきゃいけない事が多いので自分で分解するのはあまりおススメできません・・・・
組み方でかなりの違いが出てしまいますからね
給油は基本的に動く場所全てに行います
全部ね全部
スムーズに動くかどうか確認したらできあがり
（動かす事で必要な場所に送り込む意味もあります）
これで来年もしっかりと働いてくれる事でしょう
しょっちゅうやってれば末永く楽しい釣りを共にする事ができます
お気に入りの道具は大事にガンガン使いたいですからね
自分じゃ無理！っていう人
作業依頼お待ちしておりますm(_ _ )m
なんて自分のリールもしばらく分解してない私が言うと説得力ありませんけど・・・・
マグシールドって・・・・・メンドクサソウナンダモン
それでは