これまでグリーンKidsのアート工作では比較的大型の作品がいくつか作り出されていますが、その中でも間違いなくトップ3に入る代表的な作品がこの「木工の一輪車」です。



6年生の女の子が制作しました。

車輪が軸に固定されていないので、車輪はくるくる回りますが残念ながら乗って漕ぐことはできません。
しかし実際の一輪車とほぼ同サイズで作られているためかなり迫力があります。

とりわけ目を引くのがすべて木で作られた車輪です。

 


車輪にあたる部分の木材のカットは電動工具を使用する関係上安全性を考慮して講師が代わって行いましたが、その他の部分のカットやねじ止め・釘打ちはすべて本人が行いました。

 



車輪だけでも工作として十分迫力があり、部屋のインテリアとして飾るのにも遜色がない出来だと思います。

 

 

もちろん座席やシートポスト、フォーク等の部分も手作りです。

 

 

結構な力仕事で、かつ製作時間もそれなりにかかっていますが、「とにかく完成させたい!」という本人の強い思いが自身を突き動かしていたのが印象的でした。

以前発泡スチロールで作った船をご紹介しましたが、今回は飛行機です。

 

 

発泡スチロールの塊とスチレンボードをカットして、5年生(この記事を書いている時点で6年生)の男の子が制作しました。

この飛行機、前回の船とは製作段階で大きく違う点があります。

それは「各部が実物に近い比率で制作されている」というところです。

どういうことかといいますと、

1.インターネットで探してきた三面図をプリントアウトして、各部分の長さを定規で測る

2.材料の大きさなどから勘案して、実際に自分が作る作品の完成サイズ(と三面図との比率)を決める。

3.比率に基づいて計算して、三面図と相似のパーツを作っていく。

の手順を採っているのです。

 

作業はひたすら「三面図を図る」→「実際に作るパーツの大きさを計算する」→「数値に基づいて材料を切り出す」を繰り返します。

実はこの過程で算数の「比」というものがどういうものか、それをどのように考えていくか、といったことを制作という実体験を通じて学ぶねらいがあります。

 

この作品を作っている時点ではまだ「比」は習っていなかったようですが、「作品をつくるために必要なこと」としてなんとなくわかってくれたようでした。

 

 

制作者の子は、淡々と三面図を図って計算してスチレンボードに線を引いて……の作業の繰り返しに少し辟易していたようです。
が、各部品を貼り合わせるにつれて形が出来上がってくると、自分なりの作品の完成度に驚きと達成感を同時に感じていたようです。

 

 

コックピット付近の曲線を表現するのが難しかったようですが、全体としては実機に近いプロポーションで作ることができました。

 

10年後、現在の職業の半分はなくなると言われています。
センター試験は、中2の生徒たちから廃止され、新しい記述型の入試制度が導入される予定です。
 

就職においても、出身大学など一切関係ない時代が、そしてAI(人工知能)と外国人労働者があふれる社会が、もうそこまで来ていると言っても過言ではありません。

グリーンkidsでは、子どもたちの未来を真剣に考え、父母の方々と一緒に「考える力」や「発想力」を育てる共育を実践しています。

小学校時代で身につけておくべき学力をしっかり定着させることはもちろん実践しますが、その年齢でしか培うことのできない大切な「感性育成」(「考える算数」「表現する国語」「活かせるアート」etc...)にも注力し、常に子供たちの将来のことを見据えて指導しております。子供たちの可能性は無限大。その可能性を共に大事に育んでいきませんか?
 

【グリーンKids】では、毎年漢検を実施していますが、例年はその学年の漢字が終わり切らないうちの受験になるので、一つ前の学年の級を受験させてきました。

 

小6の生徒が今年は多く、試しに5年生までの漢字が出題範囲の6級の過去問を実施してみたところ、みんな既に合格点!という結果。普段の学習がしっかりできている証拠ですね。

 

これでは、改めて勉強する必要もなさそうだし、学習のモチベーションを上げる意味でも、6年生までの出題範囲である5級受験を今年は全員目指すことにしました。

 

既に春期特別授業からスタートしてみていますが、みんなそれなりに頑張っています。まずは読み書きからですが、熟語の構成等細かい分野の学習もしっかりやって、全員合格!を7月の本番では実現させたいと思います。

 

【グリーンKids】では、普段漢字学習はもちろんしますが、国語はどちらかと言えば長文読解中心に進めています。一年間でそれなりのボリュームの問題集一冊をしっかりやり終えることを目標としていて、内容的にはかなり難しいものもあります。

 

それでも、みんな初めて読む文章を相手にしながら着実に読解力が身についてきていると思うし、このコツコツ努力は中学生になった時に威力を発揮することは間違いないと思います。

 

大学受験も今の小学生たちが受験する頃には、大きく変貌を遂げるわけですし、じっくり考えて、自分の言葉でしっかり表現できる力を見につけられるよう指導していこうと思います。

諸事情で久しぶりの更新になってしまいました。【グリーンKids】では、3月から新学期スタートし、みんな新たな気持ちで学習に取り組んでいます。

 

来週からは春期特別プログラム。そして、いよいよ4月は学校でも上の学年に上がります。現在【グリーンKids】は新小6中心なので、この一年は中学へ向けての大事なものになっていきます。

 

小学校までの成績は、中学に入れば余り関係なくなっていきます。例えば、英語に関しては、いくら小さい頃からネイティブの外国人に会話を習ったからと言って、中学に入ってからそれは驚くほど役に立ちません。それよりも、コツコツ自分で努力することができるかできないか?が大きな分かれ目になります。

 

簡単にあきらめないで、粘り強く頑張る姿勢をこの一年徹底して身につけていってもらうと思っています。