源氏イラスト訳【空蝉94】かの薄衣は | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

源氏イラスト訳【空蝉94】かの薄衣は

かの薄衣は、小袿のいとなつかしき人香に染めるを、身近くならして見ゐたまへり。

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【源氏物語イラスト訳】

 

 

かの薄衣

訳)あの薄衣


 

 

小袿いとなつかしき人香染め

訳)小袿とても心惹かれる人の移り香しみ込ませてあるのを

 

 

近くならしたまへ

訳)わが身近くいつも慣れ親しむようにし御覧になっ

 

 

【古文】

かの薄衣小袿いとなつかしき人香染め近くならしたまへ


【訳】

あの薄衣小袿とても心惹かれる人の移り香しみ込ませてあるのをわが身近くいつも慣れ親しむようにし御覧になっ

 

 

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■【かの】

■【薄衣(うすぎぬ)】

■【は】

■【小袿(こうちき)】

■【の】

■【いと】

■【なつかしき】

※【なつかし】

■【人香(ひとが)】

■【に】

■【染(し)め】

※【染(し)む】

■【る】

■【を】

■【身(み)】

■【近く】

■【ならし】

※【ならす】

■【て】

■【み】

■【ゐ】

■【たまへ】

※【たまふ】

※【り】

 

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☆本日の『源氏物語』☆

 

手に入れた物よりも、

手に入らなかった物に、強く心が惹かれる…

!∑(゚Д゚)

 

光源氏は、愛しい空蝉の移り香のついた小袿を

ひたすら抱きしめて、自慰にふけっているようです。

(;゚;∀;゚;)

 

 

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