2017年08月04日

クレーンのある風景

クレーンのある風景

 特にヨーロッパの町並みなんかは、歴史ある重厚さと美しさがあっていいけれど、古い町並みの建物と建物の間に突然巨大なクレーンが飛び出している光景をよく見かける。意識していないと目に止まらないが本当にあちこちにあるのだ。風景写真としてはクレーンは邪魔な存在なのだが、そのクレーンになぜか惹き付けられてシャッターを押してしまう。なぜなのか自分でもわからない。異質で無機質なキャラクターだが、建設中、解体中、修復中、と仕事をするクレーンは躍動的でかっこいい。古い建物との対比も面白い。切り取られた空を横切るクレーンのアームは街に現れた現代のヒーローだ。古い街といえど、都市は生きていて、止まっているわけではなくどんどん変化している。巨大なクレーンは、この先に未来がある、と教えてくれている。

クレーンのある風景2


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